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おりらぼ-第21回:ウェブ上の地図を使う時に注意したいこと - Orienteering News in Japan

おりらぼ-第21回:ウェブ上の地図を使う時に注意したいこと

2013年1月29日

 オリエンテーリング活動というのは、外部との接触をまったく無しにはできません。渉外関係もそうですが、今回は「著作権」だとか、そういったことに関してのお話です。けっこう無意識のうちに権利侵害している、なんてこともあるかもしれません。

 というわけで、実に1年半以上も止まっていましたが、久しぶりの「おりらぼ」です。

オリエンテーリング活動における、権利関係といってもまぁいろいろあるのですが、今回と次回で、主に2つの事項を挙げてみます。今回は要項・プログラムなどにおける、ウェブ上の地図サービスの表示についてです。

 要項やプログラムで、会場の場所を示すためにGoogleマップやその他のウェブ上の地図サービスを使うことがあると思います。でもその地図、勝手に使っていいの?というお話。

Googleマップの場合

 もちろん、ウェブに公開されているものだからって勝手に自由に使っていいわけがありません。とりあえず規約を見てみましょう。まずはGoogleマップの規約(一部引用)です。

2. 使用の制限: ユーザーは、事前に Google(または場合によっては特定のコンテンツのプロバイダ)から書面による許可を得ることなく、次のことを行ってはなりません: (a)コンテンツまたはその一部を複製、翻訳、変更、または派生物を作成すること、(b)本サービスまたはコンテンツを第三者に対して、再配布、再使用許諾、貸出、公開、販売、譲渡、リース、マーケティング、または利用可能にすること、(c)リバース エンジニアリング、逆コンパイル、またはその他の手段を使って本サービスまたはその一部のソースコードを抽出すること(ただし、明示的に許可された場合または適用される法律によって要求された場合を除く)、(d)ユーザーまたはその他の人物がコンテンツ(これには、経緯度座標数値、画像、および可視のマップ データを含みますがこれに限定されません)の大量ダウンロードまたはバルク フィードを行えるような方法で本サービスを使用すること、(e)本サービスまたはコンテンツ内にある警告またはリンクを、削除、隠蔽、変更すること、または(f)本サービスまたはコンテンツを、(i)リアルタイム ナビゲーションもしくはルート案内(ユーザーのセンサー対応デバイスの位置と同期したターンバイターンのルート案内を含むがこれに限定されない)、または(ii)車両の動作を自動的または自律的に制御するためのシステムもしくは機能のための、またはこれらに関連する製品、システム、またはアプリケーションと共に使用すること、(g)本サービスを使用して場所やその他のローカル リスティング情報を作成すること。 Google マップ/Earth 利用の追加規約 | http://www.google.com/intl/ja_jp/help/terms_maps.html

こういう規約は時々変わるものですが、とりあえず上記は2013年1月28日現在のものです。許可無くやってはいけないことが書かれています。

(a)コンテンツまたはその一部を複製、翻訳、変更、または派生物を作成すること、(b)本サービスまたはコンテンツを第三者に対して、再配布、再使用許諾、貸出、公開、販売、譲渡、リース、マーケティング、または利用可能にすること、

 ここが問題ですね。例えばGoogleマップをトレースして別の地図を作ることはアウトです。航空写真をOCADでトレースして作ると楽かもしれませんが、アウトです。

 基本的に複製はアウトです。紙版の要項にGoogleマップのスクリーンショットなどを画像として貼り付けると、これは複製したことになります。つまりアウトです。...と言いたいところですが、ちゃんとガイドラインに沿った形で利用すればOKのようです。

Google マップ、Google Earth、および対象コンテンツを使用する場合には必ず、Google およびその供給業者の権利帰属表示を付けなければなりません。いかなる場合においても、適切な権利帰属表示をせずに対象コンテンツを使用することは認められません。 Google マップおよび Google Earth に関する使用許諾ガイドライン | http://www.google.co.jp/permissions/geoguidelines.html

 簡単にいえば、マップの下の方に表示されている©の部分を削除してはダメよ、読めないくらいに潰れるときは別途書き示してね、ということです。

 他にも認められた使用方法はあります。Googleマップでは公式の方法でウェブサイト等に地図を埋め込む機能があります。これはOKです。なので、紙版ではなく、ウェブ版の要項で会場付近の地図を埋め込み表示するのはOKです。↓のようなものですね。


大きな地図で見る

マピオンおよびゼンリンの場合

他の地図サービスではまた規約がそれぞれあるので、個別に確認が必要です。例えばマピオンは...

私的使用の範囲内であれば問題ありませんが、弊社(マピオン)では地図データ自体の著作権は保有していないため、二次利用に関しての許諾をお答えする事ができません。

法人や団体内で印刷配布を行なうなど地図画像のみのご利用を希望される場合は、お手数ですが地図データ提供元である株式会社ゼンリンへお問い合わせいただきますようお願い申し上げます。

地図を印刷物に使いたい | http://help.mapion.co.jp/faq/map/print.html

というわけでゼンリンのページに行くと

地図は著作権の対象として保護されており、コピー・印刷・スキャニングやホームページ掲載など複製等利用する場合、法律で定められた例外的な場合を除いて、事前に著作者の許諾を得ることが必要とされております。 当社においては、利用者の皆様に「安心・簡便・適正」に当社の地図製品をご利用いただくため、以下の通り、利用手続きや条件を設定いたしております。 複製等利用のご案内 | http://www.zenrin.co.jp/fukusei/index.html

とのことです。どこにしても、利用がまったくダメではないようですので、その申請の手間なども考えて使うものを考えたほうがいいでしょう。ただ、何も考えずにいつの間にか権利侵害していた、なんてことにならないようにご注意ください。

こういったマップもO-Mapもどちらも地図。O-Mapの無断コピーが嫌だと感じるのであれば、ウェブ上の地図もちゃんと利用法を守って使いましょう。

O-Mapのコピーについて

地図の無断コピーといえば、日本学連では「O-mapのコピー自主規制についての申し合わせ」というものがあります。

O-mapのオリエンテーリング目的でのカラーコピーは原則として禁止するものとする。 (ただし、自団体の所有するもの、地図管理者の許可を得たものは除く。また、個人所有するものを、個人使用の範囲でコピーすることに関してもこの限りではない。) O-mapのコピー自主規制についての申し合わせ | http://www.orienteering.com/~uofj/media/rules/20041025-dupulication.pdf

平成10年なのでもう15年前に出た文書です。ここでいう「オリエンテーリング目的」というのは、実際にそれを持って山に入ってレース・練習をすることだと思いますが、例えばこれは「設置用マップ」は含まれるのでしょうか?「コース設定のための利用」は含まれるのでしょうか?「地図読みで仲間数人にコピーを配布する」はどうなんでしょうか?

 この申し合わせ上でどの範囲か、ということではなく、どこまで許されるのか、ということを考えてみてもいいかもしれません。(多くの場合はそれぞれに利用規約が付けられているわけではないと思うので、一般的な著作権法などが該当するものだとは思いますが...。地図読み用にコピーして配布するのは私的複製に入ると思いますか?)

まとめ

こういった権利関係は、憶測で「まぁ大丈夫だろう」と使っていると知らぬ間に権利侵害していることもあります。大丈夫だと思っていても、いつの間にか規約が変わっていることもあります。できるだけ最新を確認してから使うようにしたいところです。

あと、ここで上記のように書かれていたからこういう使い方は大丈夫、と簡単に判断せずに、ちゃんと元の情報を当たるようにしてくださいね。私のこの文が必ずしも正確とは限らないのですし。

 というわけで今回は地図の話でしたが、次回は大会会場におけるBGM使用について、です。

[posted by c-miya]
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