海岸テレインを爽快に駆け抜けろ!-第33回東北大学大会

2010年9月12日
決勝のフィニッシュ:第33回東北大大会

 9月12日、宮城県仙台市において『荒浜2010』を舞台に「第33回東北大学大会」が開催され、MA-A-finalは山上大智(東京大学)、WA-A-finalは皆川美紀子(みちの会)が優勝した。

MA 予選

 本大会は【全年齢統一 予選・決勝方式】という、珍しい形式での開催となった。雨天での開催ということで盛り上がりには不安もみられたが、いざ蓋を開けてみれば、雨にも関わらずおおいに熱を帯びた大会となった。予選は男性4レーン、女性2レーンで行われ、各コースパターンの上位者から順にA~D-finalの4つの決勝(女性はB-finalまで)に進むことができる。予選の舞台『荒浜深沼2010』はテレイン全域の南半分を切りだしたものだが、慣れない海岸テレインに戸惑う参加者も多く、最初のコントロール1つを取ってもかなりのタイム差が生まれた。また、当然のことながら予選のコースパターンはランダムとなっており、その中でDレーンは実力者が集まったのか、A-final進出ラインが他のレーンよりも2分ほど厳しくなっていた。決勝進出条件にレーン格差が絡むのは、運も実力のうち...であろうか。速報所の前は予選突破を気にする参加者で賑わい、速報が更新される度にどよめきがおこった。この盛り上がりこそ、予選・決勝方式ならではといえる。

MA A-Final 山上大智

 決勝は荒浜の北半分、『荒浜蒲生2010』で行われた。テレインの特徴は予選と変わらないことから、予選でコツをつかんだ参加者が高速レースを繰り広げた。荒浜は海岸の防砂林が主なエリアとなっており、平坦な地形に戸惑う参加者も多い半面、慣れてしまえば山テレインではできない高速ナビゲーションを楽しむことができる。スピーディな中での集中力が勝負の分かれ目となったようで、MA-A-finalで優勝した山上は『スピードが維持でき、小さなミスを繰り返すもリロケートで大きなミスを防ぐことができた。また、(2 m間隔の)コンタの表現についても分かりやすく、違和感を覚えずに走ることができ、歩測と脱出方向の確認もスムーズにできた』と語っていた。WA-A-finalで優勝した皆川も『スピードを出しながらの方向維持と距離感覚の把握がうまくできた。集中力を問われるよいコースだった』と語っていた。

WA A-Final 皆川美紀子

 本大会には特別賞が設けられ、予選の最終コントロール→フィニッシュで最速のタイムを出した人が授賞対象となった。このレッグは荒浜ならではの砂浜レッグとなっており、走りにくい地面にも負けず気迫の走りを見せた石黒裕將(岩手大学OLC)が栄冠を手にした。石黒には【荒浜を最速で駆け抜けた】称号と荒浜特製マップが贈られたが、称号の名前が通常の優勝よりかっこいいのは気のせいだろうか...? なお、この特製マップは通称【荒浜巻物】と呼ばれており、『荒浜蒲生2010』『荒浜深沼2010』をつなげた細長い地図となっている。2004年の東北大大会を取材したO-Newsの記事を見ていただければ、どのようなものか分かりやすいかもしれない。受付でも販売され、好調な売れ行きを見せたとのこと。

予選の最終コントロールから伸びる砂浜レッグ
予選の最終コントロールから伸びる砂浜レッグ
 

 東北大大会は来年の開催も決定しており、来年の実行委員長から予告が行われた。それによると、9月の3連休のうち最初の2日間を使用するとのこと。テレインは5年前に東日本大会が行われ、学生の地図調査にもかかわらず高評価を受けた『岩切』と、宮城スタジアムを含む爽快なパークOタイプのテレイン『グランディ・21』が舞台となるようだ。部員数も増え、ついに2日間大会の開催に乗り出した東北大OLC。来年の大会の盛り上がりもおおいに期待したい。

速報より、

MA A-Final - 4.8km ↑40m
1山上 大智 0:27:05東京大学
2新 隆徳 0:28:11入間市OLC
3長縄 知晃 0:29:07ぽんぽん
4上野 光 0:29:08Team白樺
5水嶋 孝久 0:29:43入間市OLC
6櫻本 信一郎0:29:56京葉OLクラブ
WA A-Final - 3.3km ↑30m
1皆川 美紀子0:23:26みちの会
2高野 美春 0:25:47十文字女子大学
3永倉 由美子0:28:59立教大学
4小泉 佳織 0:30:04津田塾大学
5柴田 彩名 0:31:55椙山女学園大学
6水嶋 直子 0:32:03渋谷で走る会
[posted by yi]
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