世界選手権2010は15日、最後の競技リレーが行われ女子はフィンランド男子はロシアがそれぞれ優勝した。日本は女子27位男子29位だった。
男女ともに優勝の行方は最後までわからない接戦だった。女子は1走の最初からスイスなどの強豪とともにハンガリーがトップ集団を引っ張り、1走トップはそのままハンガリーだった。さすがにその後はトップに留まり続けることはできなかったが、大きなインパクトを残した。 3走最終1つ前のコントロールで地元ノルウェイのマリアンヌとフィンランドのミンナが1秒差でパンチ。しかしその脱出で僅かな差が生まれ、ミンナが抜け出す。そのあとの最終コントロールまでの道走りで更に引き離し優勝を決めた。
日本は1走番場が集団の後方につけるが、2走タッチ時点では取り残され、2走朴峠も集団に追いつくことは出来ず中盤のミスで順位を落とす。3走関谷の時点ではもう前も後ろも姿が見えないなか一人旅となったようだ。
男子は3走の中盤まで上位9チームがパックになっており(もちろんパターンで分かれるが、合流のたびにまた集団に)いったいどこが抜け出すかまったく分からなかった。その様子はほぼ全てを会場の巨大ディスプレイにGPSの軌跡で表示されており、僅かなミスも即座に会場に伝わっていた。 集団からフランスとロシアが抜け出し、優勝の行くえはこの2チームか、と思われたときに事は起きた。フランスのティエリーがコントロールを1つ飛ばしてしまったのだ。もちろん会場では観客みんながそれを知ることになった。その後、会場に1度戻ってくるレイアウトだったのだが、会場に姿を現す直前に飛ばしたことに気付き、引き返していった。会場のアナウンスが聞こえたのだろうか。会場のモニタでみんなが分かっているので、それを教えない、隠すというのは無理という話だろう。
これでロシアが1チームで抜け出したことになり、そのまま優勝した。フランスのティエリーは08年にはレース中に口の中に蜂が入り込み病院へと搬送され、09年には怪我をした他国の選手を他のチームの選手とともに助け優勝争いから離れた。そして今年はコントロール飛ばし...。今回に限っては完全に自身のミスではあるが、WOCリレーに嫌われているかのような内容だ。次回WOC2011は地元フランスでの大会となる。ここでこそトップに立つことができるであろうか。
日本男子は1走加藤はニュージーランド・USA・ハンガリーらと集団で帰ってきたが、その後その位置を保つことができずジリジリと引き離される。
これでWOC2010の全競技が終了した。日本にとっては個人戦決勝進出者なし、リレーはともに最下位から2番目という、何時にも増して厳しい結果となった。今回チーム最年少だった小林遼は「もう一から全部自分のオリエンテーリングを見直さなければならないと感じた。得るものもあったし、足りないものも感じた。今回がそうでなかったというわけではないが、しっかり準備して次は勝ちに行くレースがしたい。」と今回の結果を次への糧に変える決心をみせてくれた。
次回の世界選手権はフランスにて行われる。以下、速報より
| Men | |||
| 1 | Russia | Khramov, Tsvetkov, Novikov | 2:09:51 |
| 2 | Norway | Kaas, Weltzien, Lundanes | 2:10:34 |
| 3 | Switzerland | Hubmann, Mueller, Merz | 2:11:03 |
| 4 | Great Britain | Gristwood, Duncan, Fraser | 2:11:10 |
| 5 | Czech Republic | Dlabaja, Prochazka, Smola | 2:11:58 |
| 6 | Sweden | Wingstedt, Öberg, Andersson | 2:13:44 |
| 29 | Japan | Kato, Yagishita, Yamaguchi | 3:00:27 |
| Women | |||
| 1 | Finland | Fincke, Rantanen, Kauppi | 1:59:04 |
| 2 | Norway | Egseth, Hausken, Andersen | 1:59:15 |
| 3 | Sweden | Billstam, Claesson, Jansson | 2:00:19 |
| 4 | Switzerland | Cejka, Koenig‑Salmi, Niggli | 2:01:56 |
| 5 | Denmark | Bobach, Alm, Søes | 2:02:09 |
| 6 | Czech RepublicK | lechova, Jurenikova, Brozkova | 2:06:44 |
| 27 | Japan | Bamba, Hotoge, Sekiya | 3:04:27-27 |
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コメント
なるほどそうだったんですか。それなら出走前の選手が見ても問題なさそうですね。
WebTVのほうは終始地図部分も鮮明に映っていたため、最初のコメントのような疑問を持ったのでした。
書き忘れていましたが、会場のGPSトラッキングは(ウェブのほうもそうだったのかもしれませんが)はじめのうちはマップ部分はぼかし処理が入っていました。なんとなく緑や青の色はわかるというものでした。
ただ、トップ集団の3走が出た後はそれも解禁になっていました。先にスタートした女子の3走出走時点で一度はずれ、男子のものは1,2走時点ではやはりぼかしが入っていました。
女子3走まもなく優勝決定のあたりからWebTVで観戦しました。
WebTVでも1走の最初からGPSトラッキングが見られましたが、会場の大型ディスプレイでも流れてたのですね。
観戦者にとっては大いにありがたいでしょうが、未出走の2・3走の選手が見ちゃってもいいものなんですかね?
全選手が見られるからいいのかな?あるいは未出走の選手はディスプレイの見えないところに隔離されてるとか。
ティエリーの17番飛ばしは残念でした。
GPSトラッキングを見ていて、「おいおい17番飛ばしてるぞ!」と心の中で叫びました。
なぜあんなミスをやってしまったのか聞いてみたい。
ちなみに、女子の最初から見られなかったのはインカレロングの準備作業に出かけていたため(泣)。
帰りはお盆渋滞を避けるため離合不能区間が長い裏道を走り、渋滞はみごと回避したものの運転はかなり疲れました。
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