オリエンテーリングでは「パックの形成防止策」としてバタフライループが採用されてきているが、今回のMTBO世界選手権ロング決勝では、新しい方法としてファイループが設置される。
これまで採用されてきたバタフライループではパック形成防止効果が薄く、むしろパックを生み出しているという指摘も出てきており、これに代わるアイデアとしてファイループが考案された。
ファイループの「ファイ」とはギリシア文字の「Φ」のことで、このループを単純化するとこの文字の形となることに由来する。
ファイループは同一レッグを地図交換の前後に振り分けることで、よりパック形成防止効果を上げようとする狙いがある。またバタフライループでは地図上にループが記載されるが、ファイループでは地図交換を挟むことによりループの前半と後半が分断されるため、選手は地図を見ただけではどこでループになっているかが分からないようにもなっている。
デメリットとしては、その効果を出すためにループを大きく取る必要があるほか、より良いロングレッグを作るために時間をかける必要があるとされている。ただこの指摘は小規模のイベントでは運営側の負担となるため当てはまるが、世界選手権レベルのビッグ大会ではデメリットとは言えず、採用する意義はあるようだ。
ファイループがパック形成防止策として定着するかどうか、今後の動向に注目したい。
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://miya.s254.xrea.com/mt/mt-tb.cgi/3660
コメント
KOLAさん>
コメントありがとうございます。
バタフライループやファイループは狭いテレインでのコース設定に役立てられる反面、編集長が岩手大大会でも触れておりますようにループの多用によりコースが見にくくなってしまわないようにする配慮も必要になろうかと思います。
使い方はちょっと違いますが、φループの事例です。
コメントする