世界選手権(7月10~18日、ポルトガル・モンタレグレ)を間近に控え、MTBO強化合宿が長野県富士見町『富士見の森for MTBO』他にて12-13日の2日間にわたって行われた。
MTBOならではの現地対策として、合宿では2日間を通じて「右側通行」の原則がとられた。MTBOのイベントでは選手同士がすれ違う際にはその国の交通法規に倣うこととなっているため、左側通行国の日本選手が今年の開催国であるポルトガルも含む右側通行国で左によけると衝突してしまうからである。合宿では対向選手が来た場合はお互いに「右!右!」と声を掛け合い、衝突を回避していた。
13日の午後はテレインを変えてルートチョイスの練習が行われた。ここでも本大会に対応するために「道以外の場所はMTBを担いでショートカットしても良い。ただし車輪が地面に接するようにMTBを押して進むのは失格」というルールがとられた。
MTBOでは限られたタイミングでしか地図が読めないため、最適なルートをどのレッグでも選択できるわけではない。レースによってはフィニッシュ後に地図を見返しても、どのルートが最適なのかが分からない場合さえあるとのことで、タイムを競うオリエンテーリング3種目のうち、MTBOのスプリントは最もシビアなレース運びが求められる競技と言える。選手らは最短ルートを求めてテレイン内を縦横無尽に駆け巡った。
全員が用意された2コースを廻ったあとは、コントロールを撤収する時間を利用して初の世界選手権参戦となる皆川美紀子、源後知行両選手を対象にMTBの技術指導が行われた。
MTBOやSkiOではルートチョイスとともにそれぞれの道具を乗りこなす技術が必要となり、所要タイムにも大きく影響してくる。両選手とも指導した羽鳥和重選手の説明を熱心に聞き、カーブの連続する細い道をスピードを落とさずに走る練習や、急坂をゆっくり登る練習に取り組んでいた。
(写真と動画:藤島由宇)
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