25日、恒例の大阪OLC春の練習会は、今年は抜けるような青空に恵まれた。花の万博から20周年を迎えた鶴見緑地を舞台に走りがいのあるコースが提供され、来園者でにぎわう中、100人以上の参加者が文字通り駆け回った。
関西では社会人クラブによる学生支援の動きが活発化し始めた。季節柄、本練習会も各大学の新歓行事の一環にとの思いが込められ、さまざまな工夫が凝らされた。新人向けコースが用意され、別途豪華賞品の当たるミニスコア-O(制限時間10分、学生新人は20分)、競技終了後のバーベキューなど。実際、学生の姿も多く見られた。バーベキューには学生から社会人クラブのメンバーまで老若男女50人近くが参加し、互いの交流が図られた。
地図は本練習会向けにバージョンアップされた。3年前も同所で春の練習会が開催されたが、前のバージョンは見た目すっきりしており、ごちゃごちゃした印象を受ける新地図のほうが現地のイメージをより正確に把握しやすくなった。現地はアングルが地面に刺さらないため、エミットのコントロールユニットを柵や木にプラスチック製の結束バンドを用いて固定する工夫が見られた。
クレイジークラスをはじめとする競技者用のコースは、競技エリア外周に配置したコントロールを結んだロングレグを集めたものが組まれた。クレイジーのコースなどはルートチョイスを問う要素も色濃くあり、公園でありながら、まさにロングディスタンスのコースと言えよう。B4地図面において、テレインの対角線を結ぶレグは圧巻である。まったくフラットなわけでなく、柵の角などアタックで慎重さを要するコントロールも多々あり、コース距離は長くても単調にならずに最後まで緊張感を保たせる。障害物の多さで直線距離に比べてルート距離が3割くらい増え、クレイジーでは20km近くに達するようだ。
関西のOL界では従来、大阪市立大学と大阪大学の対抗戦が恒例行事として毎年行われていた。普通の関西の山テレインで10km前後に及ぶコースが組まれ、ウィニングタイムが2時間(当該学生は3時間?)を超すことも普通にあった。市阪戦(or阪市戦)をもじって半死戦などと呼ばれた。昨今の学生競技者減少は当該校でも例外でなく、もはや開催困難となった。大阪OLC春の練習会において昨年より登場したクレイジークラスは、その代役を目指したものなのだろうか。
クレイジークラスは京大2回生の岡本耀平が並み居るベテラン勢を2分以上抑えて快勝。地図交換前後で5連続トップラップを叩き出しているが、「残り半分なので気合を入れ直した」とのこと。関西に新星現るの報は会場を色めき立たせた。女子にはクレイジーの参加はなく、女子最強のチャレンジャーは昨年に続き今年も世界選手権代表に選出された関谷麻里絵で、ALクラス4位に入った。
速報より、
| クレイジー - 15.0km | |||
| 1 | 岡本 耀平 | 1:34:50 | 京大OLC |
| 2 | 中村 貴史 | 1:37:02 | 大阪OLC |
| 3 | 川前 紀尚 | 1:38:41 | OLCふるはうす |
| AL - 7.58km | |||
| 1 | 西村 徳真 | 0:47:33 | 京都OLC |
| 2 | 石黒 文康 | 0:48:34 | 夜酔会 |
| 3 | 西田 陽一 | 0:53:58 | ES関東C |
| 4 | 関谷 麻里絵 | 0:56:15 | 朱雀OK (女性1位) |
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