21日、連日の晴天に恵まれた大津市。学生オリエンテーリング滋賀2日間大会の2日目、ウェスタンカップリレー大会が開催された。荒れたレース展開の中、OLCルーパーがMA・WAアベック優勝を果たした。
ウェスタンカップは今年で26回。既に四半世紀を超える歴史を刻んでいる。近畿OL連絡会により大会実施に関する申し合わせ事項が定められ、それによると、主催者は「当分の間、近畿地区府県、関西学連の持ち回り」となっている。ここ2年は滋賀県、大阪府と続き、今年度は6年振りに関西学連に回ってきた。今回は関西学連に加えて関西地図製作所の共催の形で開催された。
前日の京大・京女大大会は公認大会でもあり、全国津々浦々から参加者を集めたが、関東方面からの参加者にはこの日埼玉のクラブ対抗リレーへと流れる向きもあった。しかし、ウェスタンカップの参加者は京大・京女大大会をさらに上回る300人を数えた。関西在住者や関西学連出身者の間には根強い支持があり、年に1度この大会だけは参加しようという人も多いことだろう。
男女クラブ代表(ウェスタンカップ)のMA・WAクラスには各クラブ1チームのみを参加させることができ、メンバーは事前に登録したリザーブ選手2人を合わせた最大5人の中で選ぶことになる(それ以外の選手を起用した場合は一般クラスに振り分けられる)。シニアカップ・ジュニアカップ・ベテランカップは、メンバー全員が規定の性別・年齢を満たしていれば1つのクラブから複数のチームを出すことができる。ほかに一般クラスが適宜定められるが、Bクラスや1,2走がBクラスと同じコースのMIXクラスなど、敷居の低いクラスが参加者数増加に寄与している点も見逃せない。
今大会のテレインは2006年秋にパーク-Oツアーin関西の滋賀県大会で用いられた「文化ゾーン」の拡大リメイク。地図南部の尾根周辺が新たに地図に加わり、会場西側も精査された。1:5000の縮尺で数多くの尾根沢が見られる。当初はさらに東のエリアまで使用予定だったが、使える範囲をうまく利用したコースセットはエリアの狭さを感じさせない。多くのクラスでスペクテーターズ区間を2つ設けたことで、リレー独特の盛り上がりにつながった。
林の中に入ると道が少なく、コースは比較的難しかったようで、MA以外のカップを争うクラスは軒並みウィニング設定タイムをオーバーした。上位のチームの失格も目立ち、クラスによっては1走トップがペナだったり、ウィニングランをしたのに実はアンカーがペナだったりという光景が見られた。
MAはOLCルーパーが優勝。3走小野田剛太は2分半近い差を使い切り、第2スペクテーターズ区間の手前で大阪OLCには一旦抜かれたものの、その後粘りを見せ、最終的に19秒差で制した。WAは1,2走に世界選手権代表を送り込んだ朱雀OKが2走終了時点で2位のOLCルーパーに13分近い差を付ける。ところがルーパー3走の高橋香織が第1スペクテーターズ区間までに逆転、そのまま逃げ切るという大逆転劇を演じた。結局、OLCルーパーがMA・WAの2冠制覇となった。
多くの参加者を集め、成功裏に終わった大会だが、関西においても大学クラブの衰退は問題視されている。関西の学生、社会人オリエンティア多くが集まる場でもあり、レース終了後は有志により大学クラブへの地域クラブの支援策についての話し合いが持たれた。学生の新規会員獲得からクラブへの定着、活動の活性化といった実が結ばれるよう、期待される。
速報より、
| MA - 各3.8-4.1km up200m | |||
| 1 | OLCルーパーA | 1:52:27 | 池 陽平-山口 尚宏-小野田 剛太 |
| 2 | 大阪OLC A1 | 1:52:46 | 山根 祥延-中村 貴史-松本 康浩 |
| 3 | 朱雀OK-A | 1:54:05 | 金谷 敏行-寺村 大-海老 成直 |
| WA - 各3.6-3.7km up180m | |||
| 1 | OLCルーパーB | 2:38:25 | 西脇 千可子-落合 志保子-高橋 香織 |
| 2 | 朱雀OK-B | 2:46:05 | 関谷 麻里絵-加納 尚子-松本 知佐子 |
| 3 | 新生!右近の会 | 3:07:39 | 寺嶋 貴美江-横澤 夕香-坂本 涼子 |
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