6日、岡山県備前地方は曇り空。この地方の観光名所として知られる閑谷学校周辺は紅葉の盛りも過ぎた。冬枯れの山野を舞台に、中国地方で初のロゲインとなる閑谷ロゲイニング大会が開催された。
会場の岡山県青少年センター閑谷(しずたに)学校は、特別史跡の旧閑谷学校に隣接し、格安で宿泊できる青少年教育施設となっている。旧閑谷学校は日本最古の庶民の学校として親しまれ、来年340周年を迎える。国指定の重要文化財であり、石垣で囲まれたエリアの入場には料金が課される。
本大会は閑谷学校の主催で、地図作成やemitによる計時処理など競技部門は地元岡山県の地域クラブ(OLC吉備路、晴れの国OLC)のメンバーが担った。OLC吉備路によるO-Map新規作成は難航したが、植生表記を省くことにより東西6km、南北3kmと、3時間競技に耐えうる範囲の図化がなされた。尾根線上はともかく、斜面は概して急で、1:15000の縮尺に対して等高線間隔は10mの表記だ。
会場が競技エリアのほぼ中央にあり、コントロールは四方に広く配置された。山中は一部を除いてあまり道が発達していないが、道や小径でコントロールにたどり着けるよう、一部では事前に草刈りが行われた。小径を外れた山野の通行も妨げないが、木の密集度や薮の具合など、現地を見るまで通行可能度の情報は得られない。コントロールの番号がそのまま点数を表し、2000点満点で3時間の制限時間オーバーは1分切り上げごとに20点減点。20分を超える遅刻は失格とされた。
本大会はロゲイニングシリーズ2009に数えられ、参加者は九州から関東にまで及んだ。事前に参加者リストの公表はなく、申し込みが受け付けられたかどうかの問い合わせを強いられる参加者もいた。
男子個人は圧倒的な走力を武器に、松澤俊行が待望のロゲイニングシリーズ初勝利を収めた。女子個人は上位常連の大澤貴子が優勝。地元岡山大学から複数の部活動を代表する参加者もあり、優勝者の高い能力に刺激を受けた様子だった。オリエンテーリングも含めたナビゲーションスポーツ普及の期待も高まる。
速報より、
| 男子個人 | |||
| 1 | 松澤 俊行 | 1744点 | |
| 2 | 安田 太郎 | 1642点 | |
| 3 | 平井 均 | 1636点 | |
| 女子個人 | |||
| 1 | 大澤 貴子 | 1289点 | |
| 2 | 田島 利佳 | 1165点 | |
| 3 | 吉村 和子 | 1109点 | |
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