百の浪漫への挑戦-O-Games「百式」

2009年12月 7日
  • この記事をdel.icio.usに追加する
  • この記事をニフティクリップに追加
  • この記事をLivedoor クリップに追加
  • この記事をFC2ブックマークに追加
  • この記事をはてなブックマークする
  • この記事を含むはてなブックマーク
 
第1関門を出発する小泉:O-Games 百式

 O-Games第2日目、最後の種目「百式」は6日、茨城県笠間市の『北山』『笠間星ノ宮』を合わせたスペシャルマップにて行われ、百式クラスでは小泉成行(ときわ走林会)が優勝した。

 2008年2月にやはり『笠間星ノ宮』にて計画されていた「百式」は大雪により中止となった。今回も雨が心配されいつまでも「まさか」の懸念が振り払えなかった。O-Games初日も競技中こそ小雨だったとは言え、その後は激しい雨が降り続いた。明けて6日、雨は止んでいたものの外は濃い霧に包まれていた。 もっとも、霧は朝のうちに晴れ、気温も上昇、少々暑いくらいまで天気は回復した。1年10ヶ月越しの百式が、ついに開催された。

関門1近くにて

 百式はコントロール数が100個のポイントオリエンテーリング。コントロール数を調整した六六式・三三式のクラスも設けられている。 百式・六六式クラスは2つのマップを合わせ、1:15000でB4という最近のマップではかなり広い範囲を使用している。百式クラスの距離は18.6km、登距離は1015mにもなる。それでも大会1週間前に発覚した伐採によるコース修正で1km弱縮んだ結果だ。

 百式クラスは2箇所・六六式クラスは1箇所の関門が設けられ、それぞれに制限時間が課された。スタートは指定時間内でのフリースタートで、自分の都合に合わせてスタートできる。関門の時間は変わらないので、スタートが早いほど競技時間に余裕をもたせることができる仕組み。

 百式クラスの第1関門までは7km弱。早い人でもこれだけの距離なら追い込まず淡々と進むだろうから10分/kmくらいで、1時間ほどか?と予想していたがここまでのトップタイムが小泉で1時間6分。予想の範囲内ではあるが、他の選手には厳しいコースだったようで関門時間に間に合わない選手も多数出てしまった。

 途中の関門での情報やフィニッシュした選手からの情報でコントロール位置がおかしいという情報が入った。話を聞くとミス設置というレベルではなく、林の中の植生界などに置かれた物が道の分岐に立ってたという。同様のものが3箇所ほど報告されたが、どれも参加者たち自らの手で修正してもらったようだ。参加者の懐の深さにも感謝したい。

関門1近くにて

 最終のフィニッシュ閉鎖は15時だったが、あと1時間半と迫った段階でも百式クラスの完走者はゼロ。予想異常に厳しかったのかと不安が頭を包む。そして遂に最初のフィニッシャーが現れる。柳下大(みちの会)だ!タイムは3時間17分10秒。ハセツネを8時間台で走る柳下も、さすがにこれだけのレースは相当疲れたようだ。100回に1回のミスが命取りになるかもしれない。頭も常にフル回転しなければならない分トレイルランニング等よりもオリエンテーリングは辛いようだ。

 百式の優勝は『北山』『笠間星ノ宮』そしてその間を繋ぐ新規範囲全てで調査にも入っている小泉成行。さすがにホームテレインでの優勝は狙っていたらしい。しかしこれだけ走っても2位柳下とのタイム差は4分弱。101レッグあるので、1レッグあたりでは2秒程度の差でしかない。

 出走57名、完走者は25名。50%をきる完走率をどう見るか。テレイン・コースが厳しすぎたか。参加者のレベルに合っていなかったのか。それとも挑戦のしがいのある、目標とするに足るものと言えるのか。 オリエンテーリングは基本的には自分の実力等によって自分で出場クラスを選べる競技だ。参加者にコースを合わせるのではなく、参加者がコースに合わせる(選ぶ)ものだと思う。 今回完走できなかった参加者からも「悔しい、次回は絶対に完走する」「次はもっと準備してくるのでぜひもう一度チャンスを」といった声が聞こえた。「次」があるのならば、どうなるべきなのか、どうなるのか。

 今回の百式は2回目とは言え最後まで開催されたとしては初回の大会だ。内部での計算処理等も幾つも案が出て検討された。まだまだ改善の余地はあるだろうし、成長過程の大会だと思われる。大会の感想・次回への要望等あればぜひ寄せて欲しい。

関門1近くにて

 O-Gamesとして3種目が終わった。それぞれの種目ごとに成績によってポイントが付与され、それをもとにチーム戦も行われた。個人・チーム戦・総合ポイントと様々な表彰が行われ幾つもの賞品も贈られた。3種目総合ポイントでの優勝はみちの会 young、ついでチームインリン、みちの会 旧人となった。

 今回はチーム数も少なかったので少々盛り上がりに欠けるところもあったが、チーム戦参加者たちはちゃんとこのポイントも大いに気にしており、参加者の楽しみの1つとなることはできたのではないだろうか。次回はチーム戦参加者も増えてもっともっと森ががることを期待したい。

速報より、

百式 - 18.7km ↑1015m
1小泉成行 3:13:21ときわ走林会
2柳下大 3:17:10みちの会 旧人
3西尾信寛 3:24:25横浜OLクラブ
4山上大智 3:40:50
5斎藤翔太 3:45:42
6櫻本信一郎 3:57:24京葉OLクラブ
六六式 - 14.4km
1山本保3:40:20サン・スーシ
2鈴木智人4:21:18安田クラブ
3稲葉茜4:22:14ときわ走林会
4藤島英史4:48:25東京OLクラブ
5柴田和人5:43:17日立製作所日立
三三式 - 6.7km
1林泰斗 1:16:11チームインリン
2村松瞳 1:44:55みちの会
3濱高廣 1:54:27ときわ走林会
4井口良範 1:58:41
5鈴木榮一 2:00:23千葉OLK
6植木国勝 2:06:17

百式コース図
六六式コース図
三三式コース図

 静岡県協会のサマーチャレンジでコントロールが100個置かれ、それを繋いだコースが発表されたとき、これは挑戦のしがいがあるということで早速富士へ向かった。2日がかりで全コントロールを回った。サマーチャレンジはその後、コントロールが100個あっても幾つかのコンセプトコースが組まれたり自分で好きにコースを組めるようにと変化していった。しかし、いつもとりあえず100個つなげて全て回ろうと考えた。

 100個のコントロールの大会だったら面白くないか?冗談のように考える人は少なくないだろう。だが実際にそれをやるのがO-Newsだ。雪で中止となったのも悔しくはあったものの、ネタとしては強烈なインパクトを残せた。様々な場所-大会会場や車中の会話やブログや掲示板など-に話題を提供した。 だけどその中止が、心に小さなしこりを残した。

 O-Newsは基本的にはマンパワーも地盤も持たない。大会開催に必要なものは僅かしか持っていない。しかし多大な協力を得て開催できたことは毎度のことながら感謝の言葉もない。 今回も縁と協力とがあって開催することができた。今後もそういった状態でやっていくことになるだろうが、できれば毎回参加者も運営者も面白いと感じることのできるものを提供していきたいと考えている。今後出すプランがあなたの嗜好に合えば、ぜひ参加していただきたい。

[posted by c-miya]
広告

コメント

コメントする

(スタイル用のHTMLタグを使うことができます)

トラックバック

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://miya.s254.xrea.com/mt/mt-tb.cgi/3539

  RSS  ATOM

タグ

最近のニュース