17日、昼間の埼玉は曇り空で走るには程よいコンディションとなった。大宮駅から繁華街を抜けて徒歩圏内の大宮第三公園を会場に、埼玉2009パーク-Oツアーズの第8戦が上尾OLC主管で開催された。
大宮公園には大宮公園、大宮第二公園、大宮第三公園とがあり、今大会では第三公園および歩道橋を渡った北側の第二公園が舞台となった。大宮公園は市街地や産業道路を挟んで西方にあり、1枚の地図に収めて競技を行うのは難しい。地図名の壽能城址はかつてこの近辺が壽能城(じゅのうじょう)の城地だったことに由来する。地図北西部にある壽能城跡が本丸跡で、現在は広場の中に城主の墓碑が立っている。
第二公園と第三公園を合わせた本テレインは、双方の行き来が歩道橋に限定されるものの、大胆に飛ばしてルートチョイスを問うロングレグや細かい地図読みを要するレグなどが組める。実際、スプリントとしてさまざまな要素を盛り込んだ面白いコースが提供された。
ツアーポイント対象のLONGは激戦が繰り広げられた。一部異なるルートを見せる中、最終的には加藤弘之と藤沼崇が同タイムで1位となった。僅か15秒差の3位に小林遼、さらに4位にも東大OLKの選手が続いた。これら上位の選手を中心に、レース後に公園内で合同トレーニングをするのが恒例となっているようだ。
5月23日に始まったツアーも8戦まで終了し、各自上位4レースまでのポイントを集計したランキング経過がツアートップページからリンクされている。ランキング対象は参加3レース以上なので、それに満たない者は集計上は0ポイントとなっている。残りは2戦、次回第9戦秋ヶ瀬公園(11月15日)、最終第10戦岩槻城址公園(11月28日)と続き、最終戦レース後に男女別年代別優勝者が表彰される(特別賞も計画)。ますます目が離せない。
速報より、
| LONG - 3.6km | |||
| 1 | 加藤 弘之 | 0:16:07 | ES関東C |
| 1 | 藤沼 崇 | 0:16:07 | チームスプリント |
| 3 | 小林 遼 | 0:16:22 | 東大OLK |
| ポイントランキング(第8戦まで) | |||
| 1 | 加藤 弘之 | 413.03 | ES関東C |
| 2 | 藤沼 崇 | 408.92 | チームスプリント |
| 3 | 小泉 成行 | 397.31 | ときわ走林会 |
「さいたまパークOツアーズ第8戦「大宮公園」大会に関して下記のような指摘がありましたので、これに関して対応等を告知いたします。事後的な対応となったこと、また、混乱を生じたことをお詫びいたします。」
[指摘]
大会開催後、O-NEWSにより当該大会の記事とトップ選手のルート図が紹介された。これを見た主管上尾オリエンテーリングクラブ員より、ルート図を記した走者が花壇(菖蒲の植生がある湿地)を通過していたのではないか、通過したとすれば競技上失格ではないか、と指摘があった。
[事実確認]
走者当人にこれを確認したところ、花壇であったとは認識していなかったが、この植生部分を通過したことは指摘のとおりであり、失格措置となっても仕方がないことであると思うと、回答があった。一方地図上でこの植生部分は、渡れない湿地(309)と開けた土地(401)で表現されており、花壇表記(528.1)や立ち入り禁止表示(709)で明快に立入禁止を示しておらず、走者の誤解と不正行為を誘発する表現となっており、また当日の当該植生部分は雑草が繁っている状態で花壇には見えず、現地に立ち入り禁止の表示もなされてはいなかった。
[判断]
主催者「埼玉県オリエンテーリング協会」は、パークOツアーズ開催の意図(運営方法や地図作成・利用要領等)から主管者側に精緻な配慮を要求しておらず、事態を走者本人だけの責任として扱うことは不公正であると考え、上記指摘について、走者の失格措置や競技不成立の宣言は行なわないこととした。
[再発防止のための措置]
失格または不成立にしないことで、主催者の責任が滅失するものではない。
主催者は以下の事後措置を行なう。
主催者は以後の公園利用大会において、下記の事故防止措置を行なう。
以上
埼玉県オリエンテーリング協会大会事業委員長 石井隆
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