10月11日(日)、愛知県豊田市旧下山村エリアの「花沢」で、第3回名椙大会が開催された。
「名椙」が、名古屋大学と椙山女学園大学を合わせた略称であることは、最早おなじみであろう。両大学とも近年のインカレでの活躍が目立ち、その競技力は日本学生オリエンテーリング界をリードしている。9月の菅平でのクラブカップ7人リレーでは、難テレインを前になす術なく崩れ去る練習不足・結束不足の地域クラブを尻目に堅実な継走を続け、入賞を果たしたことも記憶に新しい。昨年度、主管大会を再開(*)するなど部員たちの運営面への意欲も高まっている。今年の大会も、参加者を満足させるコースや会場環境が用意されるものと期待されていた。(* 参考までに、第1回「名椙大会」開催は2004年度、「名大大会」時代の最後の大会開催は2000年度であった。)
大会への事前申込者は200人ほどに上った。公認大会を除けば、近年の愛知県内のオリエンテーリング大会で最大の規模で、期待の表れと言って良いだろう。当日は、駐車場での出迎え・見送りや会場係にも多くの人員が割かれており、多数の部員を抱える両大学ならではと、参加者を唸らせた。M21Aでも5.3㎞と、各クラス「ロングに短しミドルに長し」の設定でありながら、テレイン内には3ヶ所の給水所が設けられた。終始良い意味でのゆとりが見られ、サービスの質も高く、「数は力」であることを参加者に感じさせた。
名椙大会出場をメニューに含む日本学連合宿の宿泊地となったお隣・岡崎市(旧額田町エリア)の愛知県野外教育センターでは、台風18号の影響で金曜日まで電気の供給が止まっていたとのこと。名椙大会テレインの「荒れ」も懸念されたが、大事には至っていなかった。コースも、一部に不自然な鋭角レッグなど見られたものの、概ね競技性が確保された良好なものであった。M21Aクラス優勝は松澤俊行(三河OLC)、W21Aクラス優勝は加納尚子(朱雀OK)。愛知のテレインに慣れ親しんだ出場者同士の熾烈な争いは、世界選手権代表選手が制した。
両大学には、今後もいろいろな面で期待が寄せられることとなろう。「新規テレインの開発、ニューマップの作成を」などと望む声も挙がり始めるに違いない。年々高くなるハードルに敢然と立ち向かう両大学の姿勢に、今後も注目したい。
参考情報:10月24日(土)には名椙部員の一部を主力とする「片塾」が新規テレインでスプリント大会を開催する。こちらも「要注目」だ。
http://sports.geocities.jp/katajyuku/katajyukusprint.html
速報より、
| M21A - 5.3km ↑340m | |||
| 1 | 松澤 俊行 | 0:54:14 | 松塾 |
| 2 | 櫻本 信一郎 | 0:54:36 | 京葉OLクラブ |
| 3 | 崎田 孝文 | 0:56:33 | 三河OLC |
| 4 | 池 陽平 | 0:59:46 | OLCルーパー |
| 5 | 田中 きみのり | 1:00:00 | マッパ |
| 6 | 樽見 典明 | 1:00:14 | 三河OLC |
| W21A - 4km ↑260m | |||
| 1 | 加納 尚子 | 0:50:21 | OLCルーパー |
| 2 | 江幡 禎子 | 1:03:04 | 東北大OLC |
| 3 | 本間 理紗 | 1:05:10 | 東北大OLC |
| 4 | 関谷 麻里絵 | 1:07:50 | 安土UK |
| 5 | 田村 容子 | 1:10:48 | 東工大OLT |
| 6 | 鳥羽 都子 | 1:12:59 | OLCルーパー |
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