去る8月9日に、近畿OL連絡会が開催された。この会議には、関西の各クラブ(大学クラブを含む)に加えて名古屋や岡山のクラブからも参加者があり、大会日程の調整を主目的にしつつ、それ以外にも幅広いテーマについて意見交換を行っている。
今回、私は、所属クラブの渉外担当としてこの会合に参加し、「関西学生オリエンテーリング界について」というテーマで議題を提案した。その目的は、関西の学生クラブの厳しい現状について、学生自ら語ってもらうことにより、社会人クラブメンバーにこの問題への認識を深めてもらうことにある。
今回は、初めての試みということで、関西学連全体というよりは、学生クラブの代表者がそれぞれのクラブの状況を説明するというスタイルになった。
学生からは、競技力の低下や大会参加者数の減少、新入生獲得が難しくなっているという現状や、クラブ全体として競技意識が低下しているケースがあるといった説明や、競技としてのOLの面白さをどう伝えていくかが課題であるとの意見があった。
社会人クラブのメンバーからは、「地図作成であれば手伝うこともできる」といった意見があった一方で、「学生が社会人に何を求めているのか分からない」といった声も出て、全体としては、"学生がどう動くか見守ろう"という雰囲気が中心であったように感じられた。
もちろん、学生クラブは学生自らが運営していくものであり、OB・OG以外の第三者が関与することは難しい。また、今回は学生側から社会人クラブに対して明確な要望も出なかったため、こういう雰囲気になったことも当然かもしれない。
しかしながら、本コラム第5回でも述べたように、学生クラブを支援していくことは、少なくとも関西においては、地域全体で対応していくべきテーマである、と私はとらえている。
幸い、学生からは「今後、学連として社会人に要望することを考えていく」との発言があった。学生のニーズが明らかになれば、社会人クラブからも動きが出てくることが期待できる。また、学生支援について、個人的に問題意識を持ち行動している人もおり、そうした人たちの個別的な動きが、少しでも大きな、まとまりのあるものになればと思っている。
※『大阪府協会ニュースレター第2号』では、「学生オリエンテーリング界について考える」という特集を組んだ。本稿とあわせてお読みいただきたい。
http://www63.tok2.com/home2/kola/fu/news/index.html
(筆者の個人的事情により、大会参加が難しい状況が続いているため、本コラムについては、今後不定期に掲載させていただくこととします。)
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