2009年7月19日~24日に行なわれた世界最大のオリエンテーリング大会、O-Ringenに参加してきました。今回と次回のおりらぼではその参加記を日記風に書いていこうと思います。
O-Ringenはスウェーデンで行なわれる5日間大会で、その規模は世界最大級であり、参加者数は1万人を軽く超えます。私はその存在を大学1年次に知りましたが、海外に出ていくお金も勇気もありませんでした。ちなみに私の出身大学クラブでは「女子は大学在学中に行くが、男子は卒業後に行く」という謎のジンクスがありました。実際、在学中にO-Ringenに行った人はいなかったようです。私を含め。
オリエンテーリング愛好家としては一度は参加してみたいとは思っていましたが、それは遠い未来のことだと思っていました。しかし今年は.com/passのO-Ringen2008参加記を読んで「行きたい欲」が高まり、なぜか大会会場でO-Ringen2009のパンフレット配布まで(ささやかに)行なっていました。そして幾つかの偶然とタイミングが重なって行ける算段がたちました。
実際に参加するまでには幾つかの手続きというか事前準備が必要になります。簡単に書けば以下の3つです。
交通・宿泊関係は日本旅行のツアーがあったので、それを利用すれば楽にできます。が、これはエントリー費を除いても33万円と私には高額であったため、他の方法を考えることに。 ここでO-Ringenのエントリー取りまとめなどをやっている落合さん一家が現地の民家を借りて宿にするという話を聞き、そこにご一緒させてもらうことに。エントリーも同時にお願いして、これで残る問題は現地までの交通のみ。
今年のO-Ringenが行なわれたのはスウェーデン南部スモーランド地方のEksjö(エクショー)という街。ここは1972年に日本人が初めて参加したO-Ringenが開催された土地でもあります。 ここまでの交通はNässjö(ナッショー)という町から電車orバスとなります。そこまではストックホルム・ヨーテボリ・マルメと様々な方向からのアクセスが考えられます。
どうせ最後は電車になること、1人で飛行機に乗ることの不安感から、スカンジナビア航空(SAS)の直行便でコペンハーゲン(デンマーク)まで行き、コペンハーゲンで1泊、電車でNässjöを目指すことにしました。 (コペンハーゲンとスウェーデンの町Malmöは橋で繋がっており、電車・バスが通っている。)コペンハーゲンで1泊したのは時差ぼけ対策でもありますが、その日の飛行機しか取れなかったというのもあります。
また、JWOC後にO-Ringen遠征する立川くん・林さんと連絡を取りコペンハーゲンで合流することにしました。
飛行機の運賃は運行時期や予約時期によって値段が大幅に変わりますが、私が予約したものは7月17日発の成田-コペンハーゲン(往復)で諸々含め16万円ほどでした。私が予約したのは5月中旬でしたが、もっと早くに予約していれば10万円程度でもあったようです。O-Ringen全体でかかったお金についてはまた後ほどまとめたいと思います。
実は1人で海外に行くのは今回が初めてでした。海外に行くこと自体も2回目で、最初は2007年のJWOCでした。というわけで色々不安はありましたが、前回の経験と事前学習のおかげで特に問題なく空港の搭乗口へ。ここで搭乗を待っていると名前を呼ばれました。何事かと思ったら席にあるエンターテインメントパネルの調子が悪くて一部機能が使えないとの事。大したことなくてよかったです。
コペンハーゲンの空港に着き、荷物受け取りの前にトイレに寄ったのですが、ここで早くも「違い」を体験させられました。便器が日本のものよりも明らかに高いのです。座って足がしっかりと地面に着かない...。まぁ身長170cm以上あれば、気にならないレベルだと思います。たぶん。
コペンハーゲンはどうせ1泊するだけなので両替はせず、事前に手に入れていたデンマーククローネ(DKK)とクレジットカードで過ごしました。コペンハーゲン空港からコペンハーゲン市街地までは電車で31.5DKKです。
空港のチケット自販機は操作方法が良く分からなかったのですが、コインかカードしか使えないようです。カードの使える自販機は最初に言語(デンマーク語or英語)が選べるのでなんとなくわかります。
宿について(英語で苦労しましたが...)ゆっくりし、20時を過ぎていましたが外はまだまだ明るいので歩いてみることにしました。デンマークの車は左ハンドルで右側通行です。また車道と歩道の間に自転車専用道があり、そこを自転車が猛スピードで駆け抜けていきます。けっこう自転車社会のようで、普通のおばさん自転車でもかなり速いです。
市庁舎・ストロイエなどを見てきましたがやはり1人だとあまり面白くない...。(世界3大ガッカリポイントとしても)有名な人魚姫の像も近くにあるのですが、そこまで行く気力が持ちませんでした。宿に帰って22時近かったですが、まだ明るいです。22時半くらいでようやく暗くなります。北欧に来た、という感じがしますが、かなりの違和感があるなか就寝。
明けて18日、コペンハーゲン空港で立川くん・林さんの2人と合流し、隣のMalmöからX2000でNässjöへ。X2000というのはスウェーデンの新幹線のようなものです。
Malmöからはいよいよスウェーデンということで1万円だけスウェーデンクローネ(SEK)に両替しました。スウェーデンはクレジットカードが多くの場所で使えるので現金はあまり必要ないようです。1万円が760SEKになりました。
ほぼ時間通りNässjöへ着き、そこから乗り換えてEksjöへ。スウェーデンの電車やバスは年齢などにより幾つかの料金形態があり、20代前半ならユース料金で少し安くなります。特に身分証提示などを求められたことはないので自己申告なのかもしれません。
Eksjöに降り立つと同じくオリエンティアらしき人たちがゾロゾロ降りてきます。駅ではJWOCの香港チームが何人かおり、立川君らと再会を喜んでいました。国際交流ができていたようでよかったと思う反面、少しうらやましくもあります。
Eksjöの駅から宿となる家までは徒歩で焼く2km。重くて大きい荷物を持って歩いていると途中で3回も声をかけられました。スウェーデンの人はみんな親切です。そのおかげで何とか迷うことなくたどり着き、家主の方と対面。つたない英語で何とかやり取りし、説明を受けました。家主の方が去って、ようやく一息つけました。そしてほかの人を待つことに。
その後、東大OLKの林城仁くんと連絡がつき、迎えついでにイベントセンターに行ってナンバーカード等を取りにいくことに。これが少し誤算だったのですが...。
Eksjöの駅からイベントセンターまではまた3~4kmの徒歩移動です。これがなかなか遠く、宿からの合計では徒歩1時間以上になってしまいます。エントリー時にレンタルバイクというものがあったのですが、申し込みが遅かったので売り切れでした。しかし今回のO-Ringenでは宿の遠さもあって自転車は必須でした。このあたりは認識が甘かったようです。
イベントセンターまでの途中に通った広場ではO-Ringenの開会式が行なわれていました。写真だとずいぶん寂しく見えますが、この後方には大勢の人がいて開会式を見ていました。また、同時にユースリレーが行なわれていたようです。 ここは後日のエリートのスプリントでのフィニッシュにもなるらしく、大型ビジョンが目立っていました。
そしてイベントセンターにたどり着き、ナンバーカードとプログラムをもらいました。大きなテントの中に参加者のリストがズラーッと掲示されており、受付の人に自分(とクラブ仲間)のリスト番号を言って受け取る方式です。 (写真撮り忘れました。)
宿がバラバラのほかの日本人参加者の動向は分からなかったのですが、このイベントセンターへの移動の間に何人かと会うことができました。やはり少しでも知っている人に会うと安心します。お互いの連絡先などを交換しました。日本の携帯電話でスウェーデンでも使えるものはけっこうあるようで、私のものも使えました。ただしけっこう利用料金がかかるようなので、最低限をメールでの連絡にしたほうがいいようです。
イベントセンターからの帰りにスーパー(COOP)に寄って夕食の買出し。今回の遠征、食事は全て自炊となります。今夜はとりあえずパスタ。飲み物はコーラ。若干保守的な内容ですが、買う商品に関しては「迷ったら面白い方」ということにして選びました。 まぁ...その結果、最初の夜の食事は多くの反省を残すものとなりましたが...。
宿の民家には合計11人が泊まりました。元々の家主一家は4人家族のようですが、エキストラベッドや食事のできるテーブルが複数あるなどこちらの文化を少し感じることができました。私は立川くん・林さん・林くんとの若者4人(私だけ30代ですが)で行動することに。
こうしてスウェーデン最初の夜は更けていき、いよいよ翌日からO-Ringen本戦が始まります。 O-Ringenの参加記といいながら、O-Ringenが始まらない状態ですが、今回はここまで。O-Ringen本戦のことはまた次回に。さて、次回で終わるのだろうか...?
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