おりらぼ-第3回:広報・宣伝の方法を考える

2009年7月 2日
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 今回は考える おりらぼ。オリエンテーリングの大会やイベントを開く際の広報活動、その方法や種類について考えてみる。

 これまで私は幾つかの大会を運営し、O-Newsでも2回大会を開いた。しかし広報において、すべての手段を行なったわけではない。 大会ごとに想定する参加者人数や大会規模があるし、広報対象となる参加(候補)者も違う。それらが違えば広報の手段も当然変えるべきだからだ。

 広報の手段は主に「誰に伝えたいか、訴えたいか」によって変わる。ここでは3つのパターンに分けて考えてみる。すなわち

  • オリエンティア
  • スポーツ・アウトドア愛好家
  • 地元小中学生・ファミリー(含ハイカー)
この3パターンだ。それぞれにオリエンテーリングに対する期待・姿勢・情報の観測範囲も違ってくるだろう。

オリエンティアに向けた広報

■大会会場での要項配布
広報は人が集まるところで行なうのが基本であり、大会会場というのはもともとオリエンテーリングに興味ある人が集まっているのだから、一番効率のいい場所。そこでの要項配布・告知・声掛けは効果があるだろう。
■大会公式サイトの開設
サイトを開設しただけで人が詰まるなんていうのはもはや幻想だが、興味を持った人が情報を得るのには必須。
■orienteering.com・森を走ろう!・速報ボード・O-Newsへのプレスリリース
オリエンティアが集まってくる場所(サイト)はつまり宣伝効果のある場所なので、そこで紹介してもらう。黙っていても情報を拾ってもらえるかもしれないが、働きかけはあったほうがいい。
■各クラブのサイトBBSへの投稿
個人的には好まないが、そこに人が集まるのであれば、宣伝の場となり得る。ただしコピペ文は明らかに分かり、印象は良くない。書き込む内容には注意が必要。
■各種MLへの投稿
オリエンティアMLの登録者数は7月2日現在で616名となっている。それだけの人に直接語りかけることができるのなら見逃す手はない。ただしこちらも文章の内容に気をつける必要がある。いかにして参加意欲を高めるか、そもそも読ませるか。
■オリエンテーリングマガジンへの記事投稿および要項折込
オリエンテーリングマガジンの発行数は400弱。大会会場の要項置き場と違ってこちらは確実にその人のもとへと渡る。もちろん、読んでもらえるか、参加意欲を高められるかは別問題。
■JOAニュースへの要項折込
JOAニュースは競技者登録者と指導者登録者の全員に届けられる。その数は約2000通。折込にかかる費用は5000円。1通2.5円で送ることができるのは破格だろう。
■前回大会参加者への大会案内送付
最近の大会では個人情報保護の影響から「頂いた個人情報はこの大会のためだけに使用します。大会終了後は破棄します」というような文章が見られる。これはもったいない。参加者のリストは重要な情報。次回大会の案内を送るくらいはしたい。 「この大会のためだけに...」を「今大会および今後の大会案内のために...」に変えたところで参加者の数がそう減るとも思えない。
■プログラム・成績表への次回大会案内同封
他の大会のプログラム送付に広告として自分たちの大会の宣伝を載せたり案内を同封してもらうことだってできるだろう。大会の成績表を送るときに次回大会の案内を同封することもできるだろう。 プログラム・成績表をウェブ公開のみにするのは費用・手間の削減になるかもしれないが、重要な宣伝機会も失っている。

スポーツ・アウトドア愛好家に向けた広報

■オリエンティアからの繋がりを利用した口コミ
他のアウトドアスポーツ愛好家との交友があるオリエンティアは多い。オリエンテーリングの大会会場での宣伝と同じように、トレイルランの大会会場へ行って宣伝するのもいい。直接話ができれば、そこが一番アピールできる時。
■アウトドア系雑誌へのプレスリリース・売り込み
オリエンテーリング界よりも遥かにしっかりした、出版社が作る雑誌やフリーペーパーなどがもある。その読者数はオリエンテーリング界で考えられる数字よりもかなり多い。そこで取り上げられることによる効果は大きい。
■アウトドア系サイトにプレスリリース
上記と同じく、似たような分野の大きなメディアにはどんどんアピールしていったほうがいい。
■アウトドア系(に限らず)スポーツショップへ要項設置
スポーツによっては、購入したギアのメンテナンスが必要だったりすることもありショップを中心としたクラブ・集団になることもある。それでなくともアウトドア(やその周辺)分野に興味のある人が集まる場所なので、情報を伝える場となり得る。
■大会前にナビゲーション講習会を開き、そこで宣伝
講習会に限らないが、他の目的で広報対象となる人を集められたのなら、そこも広報機会の場となる。もともとの目的(ナビゲーション講習など)とうまく絡ませて宣伝できればなおいい。

地元小中学生・ファミリー(含ハイカー)に向けた広報

■地元紙への広告投稿
■地元テレビ・ラジオへの出演
地元(開催地)のラジオやケーブルテレビのイベント行事紹介などのコーナーで取り上げてもらえるように。大会の後援などに入ってもらうのなら、こういう支援もお願いする。短時間見たり聞いたりしただけで詳細が分かる単純さ、もしくは詳細情報への誘導が必要。
■地域ミニコミ誌(広報***とか、新聞の地方日曜版など)への投稿
こういう系の広報誌には大抵「募ります」「イベント情報」などがあるので、そこへの投稿。
■駅・スーパー・コンビニなど、地元の方が数多く、そして何回も通る場所へのポスター掲示
費用がかかるものとかからない物がある。例えば神戸電鉄では電車広告の値段等をウェブで公開している。実際は費用対効果を検討しなければならないが。 コンビニでも店内にポスター等を貼らせてくれる場合がある。貼らせてくれるかどうかは店というよりも店長の裁量によるところが大きい。
■回覧板に大会案内を付けてもらう
地図調査などのときに回覧板をまわしてもらって周知してもらうことがあるが、大会開催の折にはそれまでのお礼と宣伝もお忘れなく。
■各住宅へ直接チラシをポスティング(許可がいる場合もあり)

 ここに挙げたように広報の手段は様々にある。人が集まるところは全て広報の場となり得るし、情報を伝える手段だっていくらでもある。しかし、何はともあれ情報が届かなければ、参加してもらうことはできない。どんなに面白い競技、どんなに楽しい大会であろうとも、その存在を知らなければ参加することはできない。 存在を知らせること、人の心を動かすこと、広報活動ではその両方が必要となってくるはずだ。

 大会の規模やコンセプトなどにより、上に挙げた広報を全てやる必要はない。自分たちがどういった大会を開くのか開きたいのか、それをまずはよく考えて、それに合った広報を行なう必要がある。

 今回挙げたのとはまた別の広報方法もあるだろう。自分はこんな広報を行なっている等あれば、コメントしていただけると嬉しい。

[posted by c-miya]
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コメント

c-miya
on 2009年7月 3日 20:36

今回書いたものは、とりあえず普及とは関係ありません。あくまで「そのイベントに人(客)を呼ぶために」という視点です。

普及のための新聞や雑誌等のメディア露出では、まだまだ具体性がなく、もっと色々考える必要があると思っています。が、それはまた別のお話。

年寄り
on 2009年7月 3日 18:47

オリエンテーリング競技の普及については、新聞への広報が必要と思います、私の身内がJWOCに出る時、少し応援したかったので、地方の新聞社へ電話し取材し、スポーツ欄に掲載して貰いました、大きな反響は無かったですが、それなりの認知媒体になったと思っています、色々話を聞いていると、オリエンテーリング関係者自身が、新聞等への掲載について躊躇しているような印象を受けました、もっとアピールすべきと思いますし、新聞社も掲載ネタを捜しているようでした、ただ息子が嫌がったのでそれ一回で終わりましたが、自分の行なっている競技については、胸を張ってアピールすべきと思います。
それ以外注目していましたが、県体や市体スポレクでの結果も全く掲載されません。私も参加しましたが、面白いし、年取ってからの健康運動としても楽しめます、底辺拡大です。

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