今後の日本のトップシーンを彩ることになるであろう期待のジュニア選手たちが出場するイタリアでのJWOCが5日に開幕する一方で、国内では7月4,5日に山梨県北杜市の『瑞牆の森』にて日本代表合宿が開催された。
この合宿に参加したのは世界選手権とワールドゲームズの日本代表と強化指定選手、それに志願した若手選手たち。今回の合宿は8月の世界選手権ハンガリー大会のリレーメンバーを決めるチーム内選考を兼ねており、いつもの合宿以上に緊張感のある雰囲気のなかで各選手は本選に向けて調整を行った。
1日目は一斉スタートによるレース。リレー1走の選手を選考する重要なレースである。スタート直後に飛び出したのはWOC2005のリレー選考会で当時大学生ながらトップゴールを果たすなどリレーでは定評のある強化選手の高橋雄哉(ときわ走林会)。スピードのある選手が飛び出したことで世界選手権レベルのハイスピードでの入りとなった。
そのスピードのためか男子若手や女子選手の多くが中盤以降にミスを重ねた。その中で男子のWOC経験組である松澤(三河OLC)、加藤(EC関東C)、紺野(横浜OLC)や女子のエースの番場(堀場製作所)は経験値の高い走りを見せ、他の選手から一歩抜け出た位置でゴールした。
男子若手や女子選手には世界レベルのスピードでのナビゲーション対応が課題として与えられたとも言えるが、経験組から若手へのフォローアップがあるなど、チーム内の雰囲気は例年以上に活気が感じられるの好材料。残り1ヶ月半の仕上がり具合に期待したい。
2日目は個人レース。2,3走のメンバーを決めるレースとして位置づけられた。女子では故障明けの番場が大事をとって中盤まででレースを切り上げた。その中で、トップ争いを制したのは朴峠(ときわ走林会)。続いて前日のレースでも2位を獲った加納(朱雀OK)が続いた。男子は前日に続き、WOC経験組である紺野、加藤、松澤がトップを占めた。
今回のレースの結果、世界選手権のリレーメンバーは男子:加藤-紺野-松澤、女子:番場-朴峠-加納が基本オーダーとして決められた。基本的にはこの走順でリレーを迎えることになるが、個人戦で決勝に進出した選手の疲労度なども勘案して現地で最終決定が行われる。
また合わせて7月の台湾でのワールドゲームズのリレーの走順も発表された。ワールドゲームズは各国とも男女2人ずつの混合リレー。日本の走順は加藤-番場-小泉(ときわ走林会)-皆川(みちの会)。ワールドゲームズでも世界選手権で1走を務める加藤、番場が先発する。
このように大会前にリレーメンバーを編成するのは地元開催だった2005年の愛知大会以来であり、日本チームがリレーでの成績を重視していることを改めて感じ取れる。
ワールドゲームズのリレー目標は、アジアのライバル国に負けないだけではなくだけではなく、地理的なアドバンテージを活かして世界選抜とも言える欧州各国のチームに少しでも多く食い込むこと。
世界選手権のリレー目標は、男女とも20位以内。この順位は数字だけを見れば華やかさはないが、過去数年の成績から見ると男子であれば一人あたり約5%、50分のレースの場合は約3分も早いタイムを出す必要がある計算になり、簡単な目標ではない。
国内のレースでは他の追随を許さない代表メンバーが世界を相手にベストパフォーマンスを出せるかどうか、今後の日本チームの浮沈を占う上でもその結果に注目したい。
| 男子(代表選手以外はショートコースを走った) | |||
| 1 | 松澤 俊行 | 34:58 | |
| 2 | 紺野 俊介 | 37:08 | |
| 3 | 加藤 弘之 | 37:31 | |
| 4 | 藤沼 崇 | 39:47 | |
| 5 | 櫻本 信一郎 | 40:15 | |
| 6 | 小泉 成行 | 41:07 | |
| 7 | 小暮 喜代志 | 41:43 | |
| 8 | 西尾 信寛 | 42:58 | |
| 9 | 小林 遼 | 43:09 | |
| - | 高橋 雄哉 | DISQ(37:06) | |
| 女子 | |||
| 1 | 番場 洋子 | 32:27 | |
| 2 | 加納 尚子 | 38:38 | |
| 3 | 朴峠 周子 | 41:21 | |
| 4 | 関谷 麻里絵 | 43:03 | |
| 5 | 稲葉 茜 | 43:14 | |
| 6 | 渡辺 円香 | 45:04 | |
| 7 | 皆川 美紀子 | 45:05 | |
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