関西からのメッセージ-第3回:方策1 現在の競技者の大会参加頻度を高める(1)

2009年5月27日
  • この記事をdel.icio.usに追加する
  • この記事をニフティクリップに追加
  • この記事をLivedoor クリップに追加
  • この記事をFC2ブックマークに追加
  • この記事をはてなブックマークする
  • この記事を含むはてなブックマーク
 

◆大会に参加することの意味

大会参加者が多くなれば、競争性も高まり、参加者自身の楽しみが増えるだろう。多くの参加者が集まれば大会は盛り上がるし、運営者も意欲をかきたてられる。

そのためには、各クラブで、クラブメンバーが大会に参加するような取組みを行うこと。そして、大会に積極的に参加するだけではなく、他のメンバーを誘い、互いに声を掛け合い、大会情報を流す。意識して大会参加者を増やそうという取組みが、クラブそして個人のレベルで行われることが必要である。もちろん「関西活性化のために参加する」のではない。自分自身に楽しさが返ってくるのである。

◆大会・練習会における工夫

クラブ側にも、参加者を増やすための努力が求められる。運営には相応の労力が必要ではあるが、「関西活性化」のためにはレースの機会が増えることは非常に重要である。そういう意味で、(自画自賛になるが)OLCふるはうすが主管したパークO大阪大会(1月)での「スプリントレース+リレー練習イベント」という2本立て企画や、先日の大阪OLC春の練習会における試み(両大会とも本サイトで紹介されている)は、意義ある取組みだと思われる。

運営負担を抑えつつ大会を開催するという観点からは、必ずしもフルスペックの大会開催にこだわらなくても良い。「Eカードによる全コントロール計時」を行わないといった簡易なスタイルの大会(練習会)があっても構わない。優先されるべきは、オリエンテーリングをする機会を増やすことである。

 

パークO関西については、レース後にも十分時間のゆとりがある。「松塾」の誘致はコア層にとって魅力的であるし、走力強化のための「ランニングイベント」を、パークO終了後に開催することも、有力な選択肢だろう。オリエンティアを対象としたランニングイベントの必要性は、大阪府協会内でも指摘されており、オリエンテーリング大会と組み合わせて開催すれば、より広い層を対象にした有効な強化策となりうる。

大会参加者増のためには、他地区からの参加者獲得も一つの方策だろう。特に、競技者数が多い東海エリアとの交流を深めて行くことは、今後さらに進展させるべきである。合同での合宿に加え、例えば滋賀県や奈良県での大会を舞台に関西・東海対抗戦を行えば、関西の活性化に一役買うのではないか。

◆当事者になるということ

 繰り返しになるが、重要なことは、競技者自らがなるべく多くの大会会場に足を運ぶとともに、所属クラブでは大会や練習会開催に努めるということだ。待っているだけでは、そして一部のコアな競技者だけが努力を重ねても、活性化にはつながらない。少しでも多くの人が、当事者として、オリエンテーリング界を盛り上げて行くという姿勢になることが必要だと思う。

 

 今回は、主に、個人やクラブレベルでの努力の必要性を強調したが、次回(6月10日頃)はそうした取組みを引き出すための試みについて紹介することとしたい。

[posted by 土屋俊平]
広告

コメント

土屋俊平
on 2009年6月 9日 21:42

オリエンテーリングというスポーツのどういう部分に楽しさを感じるか、魅力を見出すかは、人によって違いますが、そういう中でも、「人と人とのつながり」というものが、一つの重要な要素であることは確かだと思います。例えば、「大会会場に友人・知人が誰もいなければ、大会に行く楽しさは大きく損なわれる」と感じる人は、相当多いのではないでしょうか。個人的な印象ですが、マラソンやロードレース大会では、参加者数が多く個人参加の人も少なくないので(?)、そういうことを感じる度合いは小さいにように思います。
新しい競技者の獲得・定着に大学クラブが中心的役割を果たしているのも、そうした側面が大きいのではないかと思います。普及・活性化の中で、人のつながりという視点は非常に重要であると考えています。

「大会運営」も、普及・活性化を考える上で重要な論点だと思います。競技の機会が少なければ活性化はありえませんし、レベルはともかく、数多くの大会・練習会が開かれることが必要でしょう。
 競技者が「全員」「必ず」大会を運営すべきというつもりは毛頭ありませんが、現実問題として、少数の運営者が各地で数多くの大会を開くことは不可能です。多くの競技者が大会運営にかかわっていくことが、普及・活性化には不可欠だと考えています。 (※「大会運営」については、本コラムにおいてより整理した形で議論したいと思っています。)

生きがい作りに利用しないで
on 2009年5月28日 15:16

マラソン大会は盛況を極め、トレイルランの参加者が増え続ける一方で、OLの参加者が減っている。そのことに注目すべきではないでしょうか。
OLと普通のマラソン大会の違いは参加する意識です。マラソン大会に参加する人の大部分は大会運営にまで思いを至らせていません。大会運営者もそのようなことは要求しません。
OL界にも運営のプロが少数ですがいます。その人たちを支援していくことが、普通の人が無理なく参加できる環境を作っていくのではないでしょうか。
競技者は同時に運営者でなければいけない。そんなことをいっていては、普通の人は徐々に離れていくのは当然でしょう。一部の古参の方々は生きがい作りにOL界を利用しているようですが、そのことが重苦しい空気を作っていることにもうそろそろ気づいてもいいのではないでしょうか。

関東人
on 2009年5月27日 23:46

当事者として関わるという部分に同感です。さらに言うなら、クラブ単位での合宿や練習会の機会がもっと多く必要なのだと思います。

大会が乱立するのはオリエンテーリングの経験機会が増えると言う点では有効ですが、そこを評価される場と感じる人もいるかも知れません。オリエンテーリング自体を楽しめる人は良いですが、オリエンテーリングを通じて人との繋がりを味わいたかったり、初心者に教える事で満足感を得たり、オリエンテーリングは下手でも仕切りがうまかったりする人は大会に出ることのみでは自分の欲求を満たせませんし、自分が必要とされている事にも気付かないでしょう。

一人一人が当事者になるには、一人一人に役割があり必要とされていることを気付かせることが大前提になるのではないでしょうか。

スペシャルな大会は少なくても良い。最低限のレベルさえ確保してもらえば。そもそも大会は運営者と参加者の両方で作り上げるもの。人が集まる大会を作るよりも、大会を通してどう人と繋がるかを考えるほうがが根本的だし近道のように思いました。

コメントする

(スタイル用のHTMLタグを使うことができます)

画像の中に見える文字を入力してください。

トラックバック

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://miya.s254.xrea.com/mt/mt-tb.cgi/3428

  RSS  ATOM

タグ

最近のニュース