関西からのメッセージ-第1回:問題の所在

2009年5月13日
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◆はじめに

 関西地区は、競技者、大会参加者数が減少傾向にあり、特に学生数の減少度合いが大きい。競技者自らが地図を作り、大会を運営するというオリエンテーリングにおいて、競技者数の減少は地図製作・大会開催という競技の基盤を大きく揺るがしかねない。こうした現状に対し、オリエンテーリング界を活性化するための対応策が必要となっていることは間違いないだろう。

 筆者は、こうした問題意識の下、関西活性化に向けた取組みを、少しずつではあるが始めたところである。

◆問題の所在

 関西においては、競技者・大会参加者、特に学生の減少という傾向が強く出てきている。
まずは、いくつか数字を挙げてみよう。(注)

○競技者数
関西2府4県の競技者登録数 2006年度→2008年度 10.4%減
○関西学連登録者数
2000年度→20008年度 50%減
○大会参加者数
関西学連定例戦 2002年度→2008年度 約40%減
○関西学生のインカレ参加者数
2000年度(愛知)→2008年度(神奈川) 約60%減
2003年度(三重)→2007年度(奈良)  約40%減

 今後もこうした傾向が続けば、「競争性」というスポーツとしての重要な要素・魅力が損なわれる危険性が高まり、さらなる競技者減少を招きかねない。また、競技者が減れば、地図製作や大会運営も難しくなってくる。

 特に、学生競技者の減少は大学クラブの存立を危うくし、その前段階として、学生主催大会の開催が難しくなろう。関西において、学連が主催する大会(関西学連定例戦やインカレセレクションレース)が失われるようなことがあれば、その影響は大きい。

 競技者の減少はレベルの低下につながる可能性も大きく、レベルの高い競技者が減ってくれば、学生ならば後輩の指導に影響が出るし、レベルアップをめざす若手の目標がなくなるという問題も生じる。

 厳しい現状分析を並べたが、まずは、こうした状況に対する問題意識を、地域全体で共通のものとすることが重要であり、現在、こうした「関西地区の現状」を関係者に周知しつつある。

次回(5月末頃掲載予定)以降は、具体的な対応策について述べていくこととしたい。

注:競技者数の減少が関西以上に厳しい地域もある。事態打開の必要性は、関西固有のものでは決してなかろう。

【筆者のプロフィール】
土屋俊平(OLCふるはうす)
  • 89年度 関西学連幹事長
  • 90年度 日本学連副幹事長
  • 大学卒業以降、徐々にオリエンテーリングから遠ざかる。
  • *この間、OLCふるはうすや大阪府協会の大会運営に参加したり、まれにレースに出場する程度
  • 07年夏~ 大会への参加や運営参画の機会が増える。
  • 08年度  全日本リレー大阪府チームコーチ

※コラムの内容に対してのご意見・ご感想・ご質問はコメント欄へどうぞ。公開されたくないコメント・直接メールをしたい場合はc-miyao-news.netまでお願いします。

[posted by 土屋俊平]
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コメント

土屋俊平
on 2009年5月26日 23:51

コメントありがとうございます。

競技から遠ざかってしまったのは、おそらく、インカレに代わる目標を見つけられなかったことが大きいと思っています。(よくあるパターンかもしれません・・)

匿名
on 2009年5月23日 20:41

コラムと言うよりは論文を読まされているようで面白くない。
減少の割合を示してはいるが、何故実数を出さないのか。
残念ながら続編にはあまり期待できない。

guest
on 2009年5月21日 00:46

土屋さんはなぜ大学卒業以降、徐々にオリエンテーリングから遠ざかったのですか?

次回以降も楽しみにしています。

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