伝統に別れを惜しむ-さようなら広島市民球場オリエンテーリング大会

2008年9月 8日

 6日。ちょうど1ヶ月前に原爆の日を迎えた広島市中心部は、30度を超え夏を思わせる陽気。熱心な野球ファンたちが見守る中、広島市民球場を含む一帯を舞台に、さようなら広島市民球場オリエンテーリング大会が開催された。

 広島カープの本拠地は、今期限りで広島駅近くの新球場に移転する。広島OLCではシーズン中にさよならイベントを企画。当初は県協会のページに別の日程が示されたが、対阪神戦に合わせて開催日を確定、要項が公開された。レース後はオプションで試合観戦としゃれ込んだ。

 参加者は西は九州にまで及び、東は熱心なカープファンが関東や関西から何人も駆けつけた。ユニフォームや鳴り物など応援グッズも持ち込まれ、運営陣に場所取りを任せれば準備万端。中には観戦チケットを取ってから本大会の存在を知ったという人もいた。この日の広島は日差しがきついくらいで、そんな中、試合は延長12回までたっぷり楽しめたようだ。

カープ坊やが自慢の地図。立体表記に工夫が見られる

 テレインは球場周りの建物の多いエリアと広場が大きく占める公園、広島城の城郭、これらを結ぶ地下道がメインとなり、都市中心にありながらオリエンテーリングのさまざまな要素を盛り込める。会場は球場横のハノーバー庭園の一角。辺り一帯は陣取りに並ぶ両球団のファンがあふれ、壮観でもあった。

 このテレインは最新の広島大大会――2001年12月に広島県で行われた西日本大会の前日に開催――で使われたが、版を重ね、より現地のイメージが理解しやすい表記になっている。当時と比べて南に広がり、原爆ドームや相生橋、平和の鐘といった名所まで載っている。

 今大会は当日10時~12時に受付をすれば、スタート時刻は準備が出来次第任意に決められる(ただし前の選手と最低2分は空けるという条件で)。コースは安全上、自然に地下道に誘導されるように組まれた。オーソドックスに攻略するだけでなく、地下部分を表す灰色と地下道へのスロープの両脇にある壁を表す黒太線を正しく読み取ることがキーとなったようだ。また球場の周りは人が多く、レース中に接触しないよう注意も求められた。

 表彰対象は各クラス1位のみ。賞品には広島カープのグッズが贈られた。オリエンテーリングを楽しみに来た層、カープの応援に来た層、そしてその両方の人と幅広い層が楽しめる大会となった。

 広島OLCでは、次は11月29日(土)に広島OLC備北丘陵公園オリエンテーリング大会の開催を予定し、要項が配られた。13時~15時の間に受付とのこと。備北丘陵公園は2006年度のウェスタンカップリレーのテレインだが、そのときにコースに使われなかった範囲を使ったコースという話で、今から楽しみだ。

 以下、速報より。

MA - 3km
森本大輔 0:18:15広島OLC
1奥村理也 0:19:09ウルトラクラブ
名児耶敏也0:19:55広島OLC
2深川陽平 0:20:18朱雀OK
3小野田敦 0:23:40京都OLC
WA - 2.7km
1谷久美子 0:29:13朱雀OK
2菊池早織 0:37:08廿日市市
3吉岡康子 0:38:55OLC吉備路

[posted by ult]
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