素直なテレイン、大切なのは「基礎」「基本」 -中日東海大会招待選手インタビュー

2008年9月18日
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 番場洋子と高橋善徳。言わずと知れた日本のトップ・ナヴィゲーターである。この夏に行われたアジア選手権では共に個人戦三冠を獲得、その結果を受けて中日東海大会への招待が決まった。男女21Eクラスの優勝争いの中心となり、大会を盛り上げるに違いない二人に話を聞いた。

~番場選手・高橋選手共に、今回はアジア選手権三冠獲得を受けての招待となりました。さらなるご活躍が期待できるお二人ですが、今後の国際大会での目標や、そのためにこの秋のシーズンをどのように迎えるか、計画を教えてください。

番場:
来年のワールドゲームズ、世界選手権が今の大きな目標です。そのためにこの秋のシーズンは、もう一回り大きくなるべく、ベースアップのために走り込みを行いたいと思っています。

高橋:
 フットオリエンテーリングに関しては、来年以降世界選手権大会への参加を考えていません。ただ、これは海外のレースに出場しないことを意味するわけではなく、機会があれば海外でのレースを楽しみたいと思っています。 ご存知の方も多いと思いますが、来年の3月に北海道の留寿都村でスキーオリエンテーリングの世界選手権大会が行われます。当面の目標はその大会の日本代表選手になること、そしてはじめてのスキーオリエンテーリング世界選手権で日本トップ選手の堀江守弘選手に次ぐ成績を残すことです。そのために、この秋のシーズンはオリエンテーリングをしながら「沢山からだを動かすこと」を目標にしています。

~お二人とも「体力のかさ上げ」をする計画という点では共通しているようです。そうした中、タフなテレインで行われる中日東海大会に対しても期するものがあるでしょうか。

番場:
来年の夏に向けては、体力アップだけでなく、コンスタントにオリエンテーリングをして、年間通じてオリエンテーリングの技術も向上させていこうと考えています。女子コースを走る時は、コンディションによらず、勝ちを意識して走る練習です。その貴重な機会ととらえています。

~走り込みをしていれば疲労も溜まるであろう、それも織り込んだ上で集中して質の高いオリエンテーリングをして勝ちに行く、ということですね。高橋選手は。

高橋:
 アジア選手権者として期待されるものは大きいとは思いますが、思い出多い愛知のテレインでオリエンテーリングを満喫出来れば良いかなと思っています。精度の高い地図・良く練られたコースを期待しています。

~今回の大会は、2005年の世界選手権決勝に使われたエリアも含む、愛知県でも最高レベルのテレインで行われます。コースも手応えのあるものを用意できますので、ご期待ください。 今も話題に上った2005年の世界選手権には、お二人も出場されました。その時の思い出や、愛知のテレインへの思い入れがありましたらお話ください。

番場:
今回の愛知のテレインは、インカレ(2001年3月)で初めて優勝した時のテレインでもあります。その後クローズされ、世界選手権で走るつもりでしたが、ロング予選落ちで走れなかった思い出深いテレインです。インカレ以降は走っていないので今回はとても楽しみです。

高橋:
 私も、2005年の世界選手権ロング決勝のテレインは惜しくも走れませんでした。あの時スクリーンに映し出された外国人選手の厳しい表情や、大会記録DVDでの走りを思い出すと身震いがします。世界選手権前には、福島県や埼玉県から毎週愛知に通っていました。全部で20回くらいは通ったでしょうか。今考えると相当「あほ」ですが、その分世界選手権では良い結果が得られました。愛知は私にとってとても相性の良い土地ですので今回も楽しみです。

~お二人の思い入れがひしひしと伝わって来ました。ところで、今回の中日東海大会はインカレも併催となります。学生の皆さんに向けて、「愛知のテレインを走るに当たってどのような準備をすれば良いか」といったアドバイスや、激励の言葉をお願いします。

番場:
愛知に限らずどこでも同じですが、基本に忠実に練習した人が力を発揮できるテレインだと思います。ひとつのミスが大きなタイムロスになる傾向がありますので、基本動作を怠らず、着実なレースをして、日ごろの成果を出して欲しいと思います。

高橋:
 愛知のテレインはとても素直なテレインだと思います。多少傾斜はきついですが、基礎的な技術がしっかり身に付いていれば、高いパフォーマンスを発揮できます。夏から秋にかけてしっかりと準備をした選手には、結果は必ず付いてくるのではないでしょうか。多くの大会に出場し、コーチや先輩とじっくり反省を繰り返してください。学連合宿などの合宿を利用するのも一つの方法です。  「準備した者を裏切らないテレイン」ですから、一歩一歩着実に力を付けていくと良いと思います。インカレは学生時代しか味わえない最高の空間です。最高の空間を存分に味わうためにも最高の準備を期待します。私もその感動の瞬間に立ち会えることを期待しながら中日東海大会に参加したいと思います。学生の皆さん、がんばってください!

~「『あほ』になれ、そうすれば必ず道は拓ける」といったところでしょうか。あ、そこまでは言っていませんでしたか。ともかく、お二人のメッセージは学生の皆さんにもしっかりと伝わったと思います。お二人のご活躍にも多くの方が期待し、注目しています。当日の好パフォーマンスを期待しています。 (インタビュアー:松澤俊行)

[posted by mazzawa]
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