全国各地でインカレロング代表選考会が開催された6月22日(日)。愛知県新城市の「作手高原」では、東海学連の選手たちが東海インカレを兼ねた選考レースに緊張の面持ちで臨んでいた。
3月、奈良インカレの名古屋大学の躍進(ミドルA決勝6名出場、選手権リレー優勝)などにより一躍注目を浴びた東海学連勢も、昨年の「アウエイ」日光でのインカレロングでは大苦戦を強いられた。その結果、男子では当時の選手権出場枠「7」が本年度は「4」へと減少している。女子の出場枠も同じく「4」。関係者の誰もが、かなりの激戦を事前から予想していた。

全く気を抜けないMEコース終盤。
WEは16→15→14→17→◎と向かうコース回し。
当日はあいにくの雨だったものの、会場となった「鬼久保ふれあい広場」内の体育館には、集中した表情で気分を高め、屋内でウオーミングアップを始める選手たちの発する熱気が充満。興奮はいよいよ高まっていった。
雨は終日降り続ける。提供されたコースもなかなかの辛口である。東海インカレスタートに先んじて同一コースを走った併設大会参加者からは、「要求の高いコース。完走率が低くなり過ぎないか」「でも、東海の代表を選ぶのであればこれぐらいでないと」との声が聞かれた。
中間コントロールからの情報も随時会場に掲示された。やはり熾烈な争いとなっていることが伝わってくる。いち早く帰還した選手たちは速報所に張り付いてライバルの動向に注目していた。終盤も逆転の余地がある難コース、ひとたびミスをしたら平静さを保つのは難しいシチュエーション。「確定が出るまで、『決まった』と思ってはいけない」との、ある選手のコメントは的を射ていた。

中間コントロールの通過タイムも示された速報所には絶え間のない人だかり
最終的に「死闘」制し、代表に決定したのは下記8選手。優勝者のコメントと共にご覧いただきたい。
| 東海インカレ男子上位4名 | |||
| 1 | 寺村 大 | 1:27:15 | 名古屋大学4年 |
| 2 | 崎田 孝文 | 1:28:33 | 名古屋大学4年 |
| 3 | 谷川 友太 | 1:34:49 | 名古屋大学3年 |
| 4 | 片岡 裕太郎 | 1:35:08 | 名古屋大学3年 |
| 東海インカレ女子上位4名 | |||
| 1 | 青山由希菜 | 1:24:09 | 椙山女学園大学4年 |
| 2 | 疋田はるか | 1:26:40 | 椙山女学園大学4年 |
| 3 | 水野日香里 | 1:35:12 | 椙山女学園大学2年 |
| 4 | 花井理沙 | 1:40:57 | 椙山女学園大学3年 |
~ライバル疋田選手を押さえて初優勝の青山選手のコメント~
途中凡ミスもありましたが、確実なリロケートを図り、立て直せたので大きなロスにつなげずに済みました。終盤も地図をしっかり読んで、ヤブを見極めて走れました。椙山の4人とも枠(インカレ20位以内)を目指せると思います。「あわよくばもっと上を」という気持ちで準備を続けたいと考えています。
~東海インカレ2連覇となった寺村選手のコメント~
自分を含めて、誰もが落ちかねない厳しい戦いと予想していました。それでも、「自分が一番トレーニングをしたんだ、JWOC代表にもユニバ代表にも負けないだけやってきたんだ」という自信を大切に走り切りました。激戦を勝ち抜いたことで、「本当にインカレで入賞を目指せる力が付いている」という新たな自信を得ています。
8人の選手は、早くも「ホーム」愛知県のインカレでの好走を見据えている。惜しくも通過がならなかった選手たちも、春のインカレに向けて新たな目標へと邁進し始めることであろう。インカレ選手権クラス以外でも、個人やクラブ、学連の強さを見せることはできる。11月のインカレロング併設クラスや秋口の大会で活躍を見せ、各所で「東海学連旋風」を巻き起こしてくれることに期待したい。
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