JWOC/WUOC合宿1

2008年5月 3日

 4月26日〜29日の間、富士ではWUOCとJWOC日本代表選手の強化合宿が開かれた。合宿ではスプリント・ミドル・ロングと全ての距離でのレース形式の練習や夜は机上メニューなどが行われた。

4月26日(1日目)

 初日は昼に集合し、まずは直進練習。左図のようなコントロールとの間が白抜きされたマップを使って、コンパスのみを使っての直進練習を行った。 現地は細かい尾根沢があるのに加え、倒木などで思うように進めず、なかなか苦労した選手も多かったようだ。

 午後は場所を『村山口登山道』に移し、ダウンヒルのミドルレースが行われた。このときは雨が降っており、合宿初日から厳しいスタートとなった。

4月27日(2日目)

 この日はまず午前中に宿である国立中央青少年交流の家の敷地内を使ったスプリントレースを行った。地図はこの合宿のために1ヶ月ほどで作成されたものだ。 面積こそ狭いものの、敷地内をフルに使い、歯ごたえのあるスプリントレースとなった。

 このときの番場のレースを追走して撮った動画があるので、後で公開できたらと思う。スプリントで特に重要となってくるコントロール回りの動き、手続きの速さなど参考になる部分があるのではないだろうか。

 午前中はスプリントレースのみが行われ、午後は『村山口登山道』『砂沢』『勢子辻』をつなぎ合わせたロングレースが行われた。距離はほぼ本戦に合わせたものでWUOC男子クラスが約13km、WUOC女子およびJWOC男子クラスが約10km、JWOC女子クラスが約7kmとなった。

 これくらいの距離、たしかに長くはあるが、普通のレースだったら普通に走れるものだ。しかし、結果としてほとんどの選手が途中棄権となった。多くの選手がハンガーノックを起こし、走れなくなってしまったのだ。 なぜこんなことが起きたのか?それはやはり午前中のスプリントが原因だったようだ。スプリントの疲れというよりも、一度全力で走って、短時間では体力の根幹部分が失われてしまったようだ。多くの選手がスタート直後のゆるい上り坂で自身の身体の異変に気づき、最終的にはハンガーノックとなってしまった。

 スプリントとロングという組み合わせは、よっぽど気をつけて前日から水分やエネルギーを摂らないと、なかなか危険なようだ。

4月28日(3日目)

 3日目はそれまでの疲れもあるだろうということで軽めのメニュー。午前中は3班に分かれて設置を行い、次に左図のようなマップを持ったメニューを行った。

 これは、地図上の△の地点に立ったときにそこから伸びている○にある地形が見えるかどうか、というもの。(○の位置にはフラッグは無い。)現地に行く前に机上で「見える・見えない」を考えておき、現地で確認してみる、というもの。ルートプランのときに何をどの程度チェックするか(できるか)の判断力をつけるもの。

 テレインの東側はほとんどAの林なのだが、それでも枝や上のほうの葉が邪魔して少し遠くのものはほとんど見ることができなかった。現在位置が高くても低くても、結果はそれほど変わらなかったようだ。

 午後は午前中に設置したものを使ってのサーキットトレーニング。A〜Fの短い6コースと2つのコントロールピッキングコースが用意され、必要に応じてランオブなどしながらの練習となった。

4月29日(4日目)

 この日は祝日ということもあってサファリパークへ向かう渋滞に巻き込まれてしまい、最初のメニューのスタートが遅れてしまった。今回のメニューはミドルのレース。テレインは『丸火』だ。このメニューを含め、それぞれのレースの結果・ラップはLapCenterにアップされている。

 ミドルレース後、リレートレーニングということで短いコース(パターンあり)をジュニア女子からユニバー女子&ジュニア男子、ユニバー男子という順番で1分ごとにスタート。

 ちなみにこの日の前日、それまでの日ごとのMVPが発表され、この日もMVPが発表されることになっていた。このリレートレーニングで1位になればMVPになれると踏んだ松澤(ユニバートレーニングパートナー)がかなり気合を入れていた。が、「勝たせるわけにはいかない」とユニバー男子が団結。結果、トップゴールはジュニア男子の松井となり、松澤は3位と沈み、MVPは取れず。

 4日間も合宿があると、そのメニューをこなすだけでも大変になるのだが、それを活かすためにはそれぞれのメニューの意味を理解し、それに合わせた準備が必要となる。2日目のロングでは途中棄権者が続出したわけだが、 選手からは「もっと(前日の補給など)準備をしてメニューに臨むべきだった」など反省の声も聞こえた。

 JWOC/WUOCともに次回は5月17-18日に東京・神奈川にてスプリントにフォーカスした合宿を行う。

[posted by c-miya]
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