奈良でのインカレが20日後に迫った2月17日、愛知県豊田市(旧下山村エリア)の「花沢」では、名古屋大学と椙山女学園大学の有志メンバーによる練習会が実施された。
今回の練習会は、「インカレ前に密度の濃い練習の機会を」と望む名古屋大学3年小林知彦選手を中心に企画され、実現した。学生側からの呼びかけの結果、愛知県内の熟練競技者を集めた運営グループが組織され、トレーニングパートナーも確保された。参加者の内訳は名大12名(うち新人6名)、椙山7名(うち新人4名)、その他8名であった。
当日は、降雪こそないものの気温が低く、道路上やテレイン内に積雪が見受けられるあいにくの天候となったが、申込者全員が集合時刻前に会場到着。寒空の下、インカレに向けての意欲と熱気が漂った。
「スタートの瞬間から100%の体のキレと集中力を」と、入念なウオーミングアップ(読図練習+ジョギング+動き作りのドリル)によって頭と体を起動させた後、「リレー対策練習」を開始。スタート直後にいきなり難レッグが待ち受けていたが、ウオーミングアップの効果プラス集団で走る効果もあり、想定された終了時刻以前に全員がゴール。次の「インカレミドル予選対策練習」へ移行した。
インカレミドル予選対策練習では、複数ヒート制への対応を主眼とし、0.7〜0.8㎞のコースを3人組の同時スタートによるタイムトライアルが行われた。3人全員がゴールした後は、地図を取り替えて同時スタートを繰り返した。Oニュース上でも報告された昨年12月15日の練習会と同様の形式である。

スタートフラッグを目指して沢を登りつつ、それぞれのルートをプランする学生たち
【参考:2007年12月15日「名大椙山松塾練習会」レポート記事】
インカレ上位を目指す上級生を基準に難易度が設定されたこともあり、この練習では苦戦する学生も目立った。そうした中、徐々に対応力を増していく学生も見受けられた。完全に対応できないまでも、多くの学生がインカレミドル予選で注意すべき状況を再認識していた。

予選対策練習のコースの内の一つ。周囲の動きに惑わされず1番へ向かえるかが鍵
この日の練習の締めは「インカレミドル決勝対策練習」。予選の反省を基に「序盤でリズムをつかむべく、スタート直後から集中して読図と手続きを行うこと」や「仮に序盤でミスをしても絶対に諦めないこと」を再確認した後、体力的にも技術的にもタフなコースに挑んだ。
決勝対策練習での参加学生のトップタイムは38分台であった。元々コースが難しかったことに加え、テレイン内の積雪やインターバル調の予選対策練習の疲労も影響していたと思われる。
この日の目的は結果を出すことではない。そのことは学生たちも充分に理解しており、練習後には失敗に対する反省だけではなく、前向きな発言が聞かれた。両大学は、毎年恒例のインカレ直前合宿を翌週に控えている。この練習会での経験を一週間の内に咀嚼し直すことで、直前合宿を一層実り多いものとし、インカレでの活躍につなげることができるだろう。
参考までに、昨年の春インカレ選手権クラスにおける両大学の実績は、
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