刺激を!−ユースキャンプ08

2008年1月14日
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 ユースキャンプが今年も行われ、1週間が経った。今年のユースキャンプもまた刺激溢れる充実したものとなったようだ。刺激を受けたのは参加者であるユース世代だけではない、キャンプに参加した全てが刺激を与え合い受け合った。

 ユースキャンプは2008年始まって間もない1月5日に静岡県の富士地区『丸火』『朝霧野外活動センター』『村山・日沢』にて行われた。また、ユースキャンプをはさむ形で4日と7日にはユースキャンプ2日目で使用したコースを使っての練習会が開かれた。

 1日目、集合して最初のメニューはクロスカントリー走。テレイン内の3番・4番の道を使ってタイムトライアルを行った。折り返し地点にはユニットが設置されラップも計測された。

結果上位は以下の通り

クロスカントリー走−男子
1藤沼崇 0:08:10ES関東
2早瀬悠 0:08:15茨城大学OLD
3鹿島田 浩二0:08:21渋谷で走る会
4池陽平 0:08:22ルーパー
5松澤 俊行 0:08:24京葉OLクラブ
6小山温史 0:08:29トータス
7日下雅広 0:08:30東北大OLC
8長縄知晃 0:08:37東北大OLC
9木村隆二 0:08:49新潟大学OC
10稲垣孝宣 0:08:51京大OLC
クロスカントリー走−女子
25番場洋子 0:09:42(株)堀場
38加納 尚子0:10:44朱雀OK
40関谷麻里絵0:10:48京大OLC
43渡辺円香 0:11:03ES関東C
49新妻道 0:11:39津田塾OLK
50鹿島田真理子0:11:54 渋谷で走る会
52松永真澄0:12:02 早大OC
52宮内佐季子0:12:02ぞんび〜ず
54高野美春 0:12:04十文字学園OLK
55高橋香織 0:12:11丘の上

 続いてレベルごとのグループに分かれてのメニューに。それぞれの班にはNT選手らトレーニングパートナーが班長として就きメニューをそれぞれアレンジしてトレーニングを行った。

 コースは2005年3月の全日本大会M21Eの16-31が用意された。特に21-22のロングレッグと24-31のダウンヒル部分を課題としてそれぞれ取り組んだ。 ロングレッグ部分は班によってはルートを分けて走ったり、1人で数ルートを実際に走ってタイムを比較したりなどが行われた。ダウンヒル部分は溶岩地帯のC藪の中にある小径を進むレッグが初めにあり、これに悩まされる選手も多かったようだ。

 1日目夜には4人の講師による講義が行われた。昼間のトレーニング・暖かい部屋・(プロジェクター使用のための)暗い部屋と眠くなる要素が揃っており、眠ってしまう参加者も多かった。講義の内容がいいものだっただけに残念だった。

 ユースキャンプのコンセプトが「世界へ」というのもあり、講義は世界戦に向かっての話が多かったのだが、自分には縁の無い話、とうまく受け止められなかった参加者もいたようだ。 参加者の中には「インカレのために来た」「先輩に言われてなんとなく来た」人も多く、キャンプのコンセプトと参加者の意識に差があった部分もあった。 その意識の差をどう埋めるか、興味をひかせるか、といった点がこれからの課題だろうか。

 2日目の朝にはウォーミングアップの解説・実践が行われ、その後に宿泊所(朝霧野外センター)にてスプリントが行われた。時間の関係上、スタート感覚が短く、パックが形成されやすかったがその分スピードが上がったのではないだろうか。 まだ暗さの残る早朝に行ったにしてはなかなかハードなメニューだった。しかし、ここで1回メニューを行っているということから、次のメニューで始めからダラけることなく開始することができたという効果もあったようだ。


2日目メインレース(232KB)

 2日目はキャンプ中のメインレースとして『村山・日沢』にてミドルのレースが行われた。コース内にはバタフライループが設けられ、藪の中の地形も読まなくてはならない良コース。 このレースの結果は4日に行われた練習会と同コースで、ラップ解析も合わせて行われた。ユースキャンプ後の7日に行われた練習会の分も含めてLapCenterに掲載されている。

Middle−3.9km
1 松澤 俊行 0:30:23 三河OLC(1/6)
2 鹿島田 浩二0:30:47 渋谷で走る会
3 日下雅広 0:31:05 東北大OLC
4 松澤 俊行 0:31:14 三河(1月4日)
5 松澤 俊行 0:31:36 三河OLC(1/7)
6 西村徳真 0:33:20 ぞんび〜ず
7 藤沼崇 0:33:36 ES関東
8 上野光 0:33:37 東北大OLC
9 入谷健元 0:34:06 京大OLC
10 海老成直 0:35:37 中央大学OLC
Middle−3.9km
15 宮内佐季子 0:37:03 ぞんびーず(1/7)
16 番場洋子 0:37:20 (株)堀場
20 宮内佐季子 0:38:35 ぞんび(1月6日)
23 加納 尚子 0:42:13 朱雀OK
34 渡辺円香 0:47:30 ES関東C
39 関谷麻里絵 0:48:50 京大OLC
45 松永真澄 0:52:41 早大OC
50 高橋香織 0:57:10 丘の上
51 高野美春 0:57:34 十文字学園OLK
52 新妻道 0:59:07 津田塾OLK

 メインレースの次はリレートレーニングが行われ、ここも各班に分かれてのトレーニングとなった。全員一斉スタートにしたり、一部の人を選考させて30秒後に追いかけたり、等間隔で秒差スタートしたり、と様々なシチュエーションを想定してのトレーニングを行ったようだ。

 こちらも距離は4コースあわせるとメインレースと同じく3.9kmだった。4つのコースに分けてのトレーニングだったためにインターバルトレーニングのようでもあり、きついながらも内容の濃いトレーニングとなったようである。

 今回のユースキャンプはNT選手をコーチとしてではなく、トレーニングパートナーとして呼んであった。それぞれの選手に「教える」ではなく「一緒にトレーニングする」という条件で来てもらったのだ。 そういうこともあり、今回のユースキャンプは「懇切丁寧にコーチしてくれる合宿」ではなく「自分から進んでトレーニングする(しなくてはならない)合宿」だった。 このあたりはコンセプトの「世界へ」にも通じるところがあったかと思う。無論、「もっとコーチの人数がほしかった」「もっとちゃんと教えてほしかった」という意見もあるだろう。 しかしそれはそういう合宿で行えばいい話。自分で考えて進んでトレーニングするということは、上へ向かうためには必ず必要な能力なのだから。

 今回の参加者たちがこの合宿を経験して「世界へ」と思ったかは、わからない。だが多くの人がなんらかの刺激を受けて帰路に着いたことだろう。 トレーニングの間の選手たちの間に流れる雰囲気にもそういったものが現れていたように思う。筆者はもはや「ユース」といえる年代ではないが、それでも多くの刺激をもらった。次回もまた刺激をもらうために参加したいと思う。

[posted by c-miya]
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