海を愛する人の祭典!−北九十九島シーカヤックフェスティバル in 鹿町2007

2007年7月31日

 29日、長崎県北松浦郡鹿町町沿岸の西海国立公園北九十九島一帯は、朝のうち の薄曇りの影響もあって厳しすぎない夏日和。海をこよなく愛する人たちが、オ リエンテーリングの競技形式で腕を競った。

 北九十九島(きたくじゅうくしま)一帯では、古くから鹿町町主催で海洋オリ エンテーリングが毎年開催されてきた。町の最後の主催となったのが2年前。何ら かの事情で町主催での開催が途絶え、昨年より地元のシーカヤック愛好家のグル ープである鹿町海洋クラブが主催を引き継ぎ、伝統の灯をともし続ける。


C;ビギナーズシングルクラスの地図

 競技の舞台は海。参加者には海洋環境保全に対し高い規範意識が求められる。 とはいえ、これは陸のオリエンティアが山林保護に努めながら共存するのと同じ こと。よそ者によるモラルの欠いた乱入、という事態だけは厳に慎みたい。

 設定クラスはカヤッカークラスとビギナーズクラスとがあり、各々シングルと ペアに分かれる。カヤッカークラスは、最初に指定のコースを一周し、終わり次 第OL用地図をもらってOLに移る。ビギナーズクラスはOLのみ。シーカヤックの腕 を競う場に、オリエンテーリングを採り入れた画期的なイベントだ。

 OLは右回りでも左回りでも良い(要はフリーポイント)。クラスごとに一斉ス タートで、スタートもフィニッシュも、海上に浮かべた2個のブイの間を抜ける。 コースは同じクラスでも距離が同様となる2パターンに分かれ、コースパターンに よる違いは考慮されない。いわゆるファシュタだ。

 コントロールは円の中心あたりに浮かべられたブイに設置。ブイは海底からロ ープで結ばれており、ある程度の可動範囲はあっても流されていくことはない。 パンチはブイから突き出たアームの両腕からピンパンチがぶら下がる。地図とコ ントロールカード(CC)はパウチにより防水。CCは紐で首からぶら下げる。地図 にはクリップ付のコンパス(SILVA TYPE19)がセットされた上、既にテープで固 定された形で配布。コンパスはフィニッシュし次第、テープをはがして回収。

 40名強の参加者のうち、陸のOL(トレイル-O含む)愛好者は3名。陸でのOLと違 い、地上でのナビゲーション(地図上と現地とで行く方向の照合)の要素のみな らず、目指す方向にまっすぐ漕いで行くという、陸上では味わえないもう一つの 要素が加わり、慣れていないと苦戦を強いられる。

 町主催のころと比べると参加者数も減ったとのこと。それでも愛好家の熱意に より開催が維持され、身内の応援に駆けつけた人も含め、参加者を楽しませてく れている。伝統の灯を維持しつつ、かつての活況を取り戻してほしい大会だ。

Aクラス(カヤッカークラスシングル)
1 澤 恵二長崎県佐世保市
2 安永 恵福岡市南区
3 浦郷 正一郎佐賀県武雄市

[posted by ult]
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