ドーピング検査について、とりあえず知っておきたいこと

2007年2月28日
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 インカレまであと1週間と少しとなった。今年のインカレではドーピング検査が行われる。2005年の世界選手権や2006年の東日本大会でも検査は行われたが、検査や禁止物質などの知識を貴方は、また各大学のオフィシャルは持っているだろうか。

 ドーピング検査や禁止物質など、詳しいことは国際アンチドーピング機構(WADA),日本アンチドーピング機構(JADA),日本オリエンテーリング協会アンチドーピング委員会のサイトを参考にして欲しい。 これより以下で説明する文、紹介するものについても、正確なものは今一度上記サイトにて調べてからのほうが安全だ。

 ドーピング検査といっても、普段から自然物のみを口にしている分にはおそらく問題は出ない。故意的に禁止物質を使っている選手も、オリエンテーリング界においてはいないだろう。(そう思いたい。)だが、何の知識も気もなしに使用していた薬などに禁止物質が含まれていることもある。 選手がその薬に禁止物質が入っていることを知らなくても、検査結果には変わりはない。競技者の体内の物質はすべて競技者の責任であり、体内に取り込むときは自己責任となるのだ。

とりあえず安心な商品

 ドーピング検査が怖くて何がよくて何がダメかわからない、という人もいるだろう。とりあえず1番わかりやすいのはJADA認定商品を使用することだ。

 JADA認定商品は左図のようなマークがついており、下記のように説明されている。

このマークは、JADAが認定商品として認めた商品に対し、ラベル上での貼付用に用いるマークです。 JADAの設ける基準をクリアしていることを表し、JADAとしての保証を示しています。 青空の下で走る人の絵柄と、ドーピング検査クリアの「OK」を意味する円を組み合わせたマークです。クリーンで、健全なスポーツマン精神を表現しています。

 下に認定商品の一部を紹介する。同種の味違いなど、かなり省略している。正式なものは必ず上記参照先URLにて確認のこと。

  • ポカリスエット
  • エネルゲン
  • アミノバリュー
  • カロリーメイト
  • ファイブミニ ゼリー
  • ジョグメイトプロテイン ゼリー
  • ネイチャーメイド
  • アミノバイタル
  • ウィダーinゼリー
  • ウイダーinドリンク
  • その他ウイダー関連(プロテインなど)
  • ヴァーム
  • ザバス
  • PowerBar
  • Kappa Supplement
  • へルシア緑茶
  • へルシアウーロン茶
  • ヘルシアウオーター
  • アクエリアス

気をつけなければならない総合感冒薬(風邪薬)など

 この時期、風邪や花粉症で悩んでいる人も多いだろう。しかし、ここでうかつに適当な風邪薬を選んではいけない。 市販の総合感冒薬の多くは禁止物質のエフェドリンなどを含んでいる。また、総合感冒薬は風邪の諸症状に対する対処療法であり、 風邪のウイルスに直接作用する薬はない*1。症状に合わせた使用可能薬を使う事を心がけたい。

 また、禁止物質は競技会直前に摂らなければ陽性にならない、というわけではなく、身体の中にしばらく残っていることが普通だ。そのため、不安がある薬などは1週間前には使用を控えたほうがいいだろう。 (もちろん、1週間以上前なら禁止物質を摂ってもいいということではない。)

使用可能薬リスト(抜粋)

 JPNドーピング・データベース―世界アンチ・ドーピング規程禁止リスト国際基準にて紹介されている使用可能薬リストから幾つか紹介するので、これらを使用するのが安心。 (かなり省略しています。)

  • 熱・痛み
  • バファリン
  • カロナール
  • ボルタレン
  • 胃炎・胃潰瘍
  • ケルナック
  • 三共Z胃腸薬
  • アバロンZ
  • ガスター10
  • 健胃・総合胃腸剤
  • 中外胃腸薬細粒
  • サクロンS錠
  • 吐き気・乗り物酔い
  • トラベルミン(錠)
  • ドライブソフトA
  • センパア
  • 便秘
  • スルーシア
  • センナ
  • ビフィーナ便秘薬
  • 目薬
  • 抗菌アイリス
  • ロート抗菌目薬G
  • サンテ40ハイ
  • スマイルコンタクト
  • アイボン
  • アルガードCT点眼薬
  • うがい
  • イソジンうがい薬
  • 浅田飴のどクールスプレー

サプリメントにも注意

 栄養摂取の補助としてサプリメントを使用している選手も多いと思うが、これにも注意が必要だ。サプリメントはパッケージに書かれている成分表示が間違っていたり、 そもそも成分表示が書かれていなかったり、書かれていない物が入っている事もある。使用の際にはそのリスクも自己責任として考慮してからに。また、インターネット上で サプリメントを買う場合は、成分表示が書かれていないことが多いので、注意が必要。

インカレに向けての準備

 とりあえず直前に迫ったインカレにむけてできることはなんだろうか。以下のリストをチェックしてみよう。

  • 普段から使用している薬に禁止物質が含まれていないか調べる。⇒禁止物質リスト(JADA)へ
  • サプリメントについても同様にに禁止物質が含まれていないか調べる。
  • 移動途中や現地での治療や薬の購入時の参考用に禁止物質リストをプリントアウトしておく。
    (ドーピング検査についての医師の認知度は様々です。頼りにならない場合もあります。医師の治療を受けるときには、自分が競技者であることを伝え、禁止物質を使わない治療をしてもらうこと。)
  • できるならば、各種ウェブサイトや参考書籍を読んでおく。
  • そもそも薬に頼らずにいられる身体であり続ける。そういう生活を目指す。


 以上、ここまで書いてきたが、筆者も専門家ではないため、参考書籍を見ながらかなり省略して書き連ねてみただけである。できるならば自分で知識を得て対応してもらいたい。ここに書いたことも何か間違っていることがあるかもしれないので、必ず参考サイトなどで確認してみて欲しい。間違った点を見つけた場合や補足などはぜひコメントにてお願いします。

JPNドーピング・データベース―世界アンチ・ドーピング規程禁止リスト国際基準

JPNドーピング・データベース―世界アンチ・ドーピング規程禁止リスト国際基準

  • 監修: 日本体育協会
  • 出版: じほう
  • 発売: 2006年12月30日
  • 価格: 2100円
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