厳しい厳しい釈迦谷 千葉大OLC杯

2005年10月16日
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 やはり釈迦谷は厳しかった。千葉県でも難テレインで知られる『釈迦谷II』の修正マップで開かれた千葉大OLC杯は複雑な地形と雨という2つの試練を参加者に与えていた。

 敢えて「大会」という名称を使わなかった今回、やはり幾つかの課題も見えていたように感じる。

 日本ランキング対象大会に指定されたにも関わらず、スタートリストは寂しいものだった。WEにいたってはたった4名のエントリーだ。事前エントリーの総数は244名+3組。これは難テレインとして知られる釈迦谷に恐れをなしての結果なのか、それとも大会と言う名称を使わなかったことか、広報不足なのか。

 レースのほうは前日からの雨でテレイン内はぬかるみ、滑りやすい状況だった。これではウィニングタイムはでないだろうと思われたが、MEに限っては優勝設定85分に対し前田裕太(多摩OL)が1:22:02のタイムで優勝。他の参加者が苦しむ中、このタイムは優秀だったと言えるだろう。

 今回の千葉大OLC杯は「大会」という名称を使わなかった。コントローラーこそ就けなかったものの、後援なども付けているし、地図も多数の調査人数で修正しており、リメイクと言ってもいいくらいだったことからも、「大会」としなかったのが不思議だった。しかし、いざ始まってみると幾つか問題点もあったようなので、幾つか指摘しておきたい。来年以降の大会開催の役に立てば幸いである。

−参照禁止の地図がスタート地区の参加者の目が触れる場所に
 今回のマップは『釈迦谷II』の修正マップであり、プログラムにも「会場へのO-map「釈迦谷II」の地図の持ち込みを禁止します。」と書かれているが、その地図がスタート地区の、参加者が見ることのできる位置にあったのだ。 古くて使わないO-Mapを「3分前」などの表示用に使うのはよくあることである。しかし、今回「アクティベートユニット」と書かれた旧O-Mapは参照禁止のはずの「釈迦谷II」だった。そして、それをじっくりと見ている参加者もいた。

−地図の印刷品質がよろしくない
 全体的にザラついた印象を受ける地図だった、色の調整や紙とプリンタの相性、コース記号の透過処理など、印刷に関してもまだまだ改善の必要がある。

−地図の表現
 右図はMAのコース地図の一部である。選手は南(下)から1番の道を北上してくる。で。このコントロール(50番)に向かうわけだが、パープルのルートとブルーのルートに分かれた。 パープルのルートで通る道の一部は民家の敷地の境界線とかぶっているのか、ほとんど見分けがつかない。これが境界線を表しているのであれば、パープルのルートは立ち入り禁止区域に入ったことになり、もちろん失格になる。

 実際、現地に行ってみれば確かに民家の敷地沿いに道がある。しかし地図で立ち入り禁止となっていれば当然入ってはいけない。これを立ち入り禁止と判断した人はブルーのルートを行ったわけだ。といっても、自分の見ている限りではほとんどがパープルのルートだったが。 これは、道の破線の切れている部分の位置を調整するなどして、分かりやすくする必要があったと思われる。

−途切れたテープ誘導
 ゴールから会場へと向かう青テープ誘導を辿っていくと、T字路で突然テープ誘導が切れた。最後のテープから周りを見渡しても次のテープが見当たらない。数人で立ち止まって、地図を見て会場までたどり着いた。(会場のすぐ手前だったが。) 上記の「民家の敷地の境界線と道」も、この「テープ誘導」についても、見れば分かるだろう、ここまで来れば分かるだろう、ともいえるが、それは大会運営にあたっては危険な考えのように思われる。


 と、ここまで厳しいことを述べてきたが、この雨と釈迦谷という難しい条件でレースを運営した千葉大OLCの方々には感謝したいし、上記の意見も来年以降の大会開催を願ってのことである。大学大会は1年開催しない年があるとノウハウの引継ぎが途切れてしまう。そういうもののフォローのためにも、オリエンテーリング界全体における大会運営ノウハウの蓄積やコントローラーの存在が必要であろう。

 以下、速報より

ME
1前田裕太1:22:02多摩OL
2小山温史1:29:29東工大OLT
3櫻木伸也1:33:20静大OLC
4佐々木良宜1:34:41ときわ走林会
5石澤俊崇1:39:20トータス
6多田宗弘1:40:48多摩OL
WE
1酒井佳子1:55:38札幌農学校
2田島利佳1:57:43みちの会


MA
1今井直樹1:21:20早稲田大学OC
2大塚友一1:22:27早大OC監督
3浜端紀行1:32:06渋谷で走る会
4内藤愉孝1:32:13超静大OLC
5村上諒一1:33:57東工大OLT
6菊池貴志1:34:45欅会
WA
1井手恵理子1:36:15早稲田大学OC
2栗原真季子1:43:38早稲田大学OC
3武村法1:44:56茨城大OLD
4清水容子1:45:03入間市OLC
5橋本陽子1:46:05早稲田大学OC
6稲葉茜1:48:51筑波大OL愛好会

[posted by c-miya]
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コメント

c-miya
on 2005年10月17日 21:18

1つ書き忘れていたことが。
こんな雨の中でも運営者の方々は非常にさわやかで、感じのいい競技会でした。これは最も大切なことの1つだと思います。

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